こちらの投稿は、下記の動画を引用しています。
プレミアリーグ開幕に向けて、リバプールの準備はどの程度整っているかについて…
「できる限りの準備は整っているよ。先週も強調したけど、3人か4人のレギュラーを失っていて、残念ながらライアン・フラーフェンベルフは先週も今週もプレーできない。つまり、GKを除いたフィールドプレーヤー10人のうち、昨シーズンの主力から5人が入れ替わっているということだ。ただ、ボールを持ったときのクオリティを見ればとても満足している。ボールを持っていないときも10回中8回は非常に良い。ただ、このクラブの目標は10回中8回ではなく、10回中10回なんだ。そこが守備面でまだ微調整が必要な部分だね。プレシーズンでは良いときもあればそうでないときもあった。ビルバオ戦では守備のパフォーマンスに本当に満足している。オープンプレーからはほとんどチャンスを与えなかったと思う。ただし、セットプレーから2失点した。クリスタル・パレス戦では、主な失点のきっかけは自分たちのボールロストだった。つまり、波はあったが、悪いときでも極端に悪いわけではなかった。だから、まだ改善すべき主要な部分が残っていると思う。でもそれは普通のことだ。プレシーズンならどのチームでも改善の余地はあるものだし、ましてや私たちは3~4人のレギュラーだけでなく、昨季多くの時間をプレーした5~6人を失い、その一方で4人の新加入選手を迎え入れている。だから多少の適応期間が必要なのは当然だよ。それでも、リーグ開幕に向けて準備は間違いなく整っている。」
シーズンへの期待について…
「タイトルを守るのが難しい理由は、ここには優勝を狙えるライバルが非常に多いという事実にある。1度勝つだけでも特別なことなのに、3年、4年、5年のうちに2回勝つ、あるいは私たちがやったように5年間で2回勝つのは本当にすごいことだ。そして過去数年ではマンチェスター・シティが私たち以上のことを成し遂げた。それをこのリーグでできるのは信じられないことだ。おそらく今年はこれまで以上に難しくなるだろう。すべてのチームが新戦力を加えているし、主要なライバルたちも間違いなく補強をしているからだ。」
ボーンマス戦(金曜日)について…
「彼らは強度のあるチームだ。昨季も僕たちを本当に苦しめた。スコアだけを見れば3-0で勝ったから『どこが難しかったんだ?』と思うかもしれない。でも試合を振り返れば、最初のビッグチャンスは相手が作り、オフサイドぎりぎりで取り消されたゴールもあった。その後、僕たちは3回、カウンターというより素早いビルドアップで前に運んでゴールを決めた。気がつけば前半で3-0になっていた。そしてそのとき、オランダで監督をしていた頃から常に思っていたように『これは4点、5点、6点になるな』と考えたんだ。でもボーンマスは後半も諦めずに戦い続けた。それが彼らのシーズンを通してのメンタリティだった。彼らも選手を失ったが、ここ数年のようにまた良い新戦力を補強している。アウェー戦ではさらに苦しめられた。とても良いチームで、良い監督を擁している。だから金曜は僕たちにとってチャレンジになる。でもナイトゲームのアンフィールドは、みんなが楽しみにしている特別なものだ。」
プレシーズン後の守備面の改善について…
「昨季終盤にアレクシス・マック・アリスターを欠いていたし、プレシーズンでもほとんどプレーできなかった。ようやく最近になって少し試合に出られるようになったところだ。誤解してほしくないのは、特定の部分に満足していないわけではないということだ。さっきも言ったが、このクラブの基準は10点満点中10だ。つまり、1つや2つできていない部分があるという話ではない。全体的には良くできているが、『良い』では十分ではない。そこからさらに一段階上げなければならない部分があるんだ。すべてではなく、一部の部分でね。例えばビルバオ戦では守備的にとても良かったが、2つのセットプレーで失点した。それ以前の試合では混合メンバーで臨んでいたから、選手同士の連携のタイミングが普段の主力組ほど良くなかったのも受け入れられる理由だ。だから理由はある。混合チームで戦ったこと、新加入選手が加わったこと、ビルバオ戦ではファン・ダイクが体調不良だったこと、アリソンが不在だったこと、マッカ(マック・アリスター)が負傷していたこと、ライアン(フラーフェンベルフ)がプレーできなかったこと、そうした事情だ。でもこれらは金曜日のリーグ開幕では言い訳にならない。僕たちは100%準備ができている状態で臨む。」
ジェレミー・フリンポンの右サイドバックとしての特徴と、モハメド・サラーとの連携について…
「私の考えでは、ジェレミーとコナー・ブラッドリーは似たタイプだと思う。ただし、1対1の場面ではジェレミーのほうがコナーよりも優れているかもしれない。とはいえ、両者ともモー(サラー)のプレーをさらに引き出すことができる。なぜなら、相手からすればこの2人に注意を払わなければならないからだ。結果的にモーに1対1の状況でプレーできるスペースがより多く与えられる。ジェレミーを1対1で孤立させれば相手は苦しむし、モーを1対1で孤立させても相手は苦しむ。昨シーズンは、相手は多少サポートできたかもしれない。なぜならトレント(アレクサンダー=アーノルド)がボールの後方に位置することが多かったからだ。でもそれも危険で、モーがボールを戻せばトレントが代名詞のようなクロスを供給できた。つまりタイプは異なるが、どちらのスタイルもモーを最大限に引き出せる。トレントとモーの関係がそうだったように、コナーやジェレミーもモーにとって同じような効果をもたらすと思っている。」
ドミニク・ソボスライのより深い位置での起用について…
「彼は両方の役割をとても上手くこなせるし、それぞれのポジションで強みを発揮できるし、改善できる部分もある。ドミニクの特筆すべき点は、プレスの強度だ。世界中を探しても、あれほどの強度でプレスできるMFはそう多くないと思う。もしトップ下(10番)でプレーするなら、改善点はライン間でのプレー、ボールを引き出し、ゴールに直結するプレーではなくスルーパスの供給で違いを作ることだ。もしより後方でプレーするなら、それは彼にとって全く新しいことではないが、昨シーズンはあまり多くプレーしていなかったポジションなので、仲間との連携やポジショニングに適応する必要がある。彼はとても良いプレシーズンを過ごしたと思う。クリスタル・パレス戦ではベストな試合をできなかったが、それ以外は非常に良いプレシーズンだったよ。」
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