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アルネ・スロット記者会見:ボーンマス戦の勝利、ジョタへの追悼、キエーザについて

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https://www.liverpoolfc.com/news/arne-slot-press-conference-bournemouth-win-jota-tributes-chiesa-and-more

この投稿は、リバプール公式サイトの記事を引用しています。

試合を終えての感情をどうまとめるかについて…

――もし30分あれば全部説明できるけどね!でも一番大きな感情は、ディオゴへの追悼がどれだけ印象的で力強かったかということだ。コップが掲げたバナー、歌われた《You’ll Never Walk Alone》、そして試合前、1分目、20分後、試合終了後にディオゴのために歌ったあの光景。本当に、本当に圧倒的で力強かった。それが試合後に一番強く残っている気持ちだ。そして、実際に試合は4-2で終わって、その中でもたくさんの出来事があった。

試合終盤にキエーザが得点を決めた劇的な展開について…

――試合中に何度も、そして昨季からもずっとファンに歌われてきた彼にとって、今日はそれに応えるような形になったのは本当に素晴らしいことだと思う。そしてまさにそれをやってのけた。最後の数分間の雰囲気は信じられないものだった。リーグ優勝をここで決めることは、ボーンマスとのホームゲームに勝つより特別だと思っていたけど、最後の6〜7分間は…ワオ。ワオ、ワオ、ワオ。本当に圧倒された。素晴らしい試合だったし、3つのチームが関わったようなゲームだった。なぜ3つかといえば、もちろん96分間、いや99分間フルスロットルで戦った僕たちとボーンマス、そして試合を止めずに小さな笛を吹くことなくゲームを続けさせたレフェリーだ。観ていて本当に素晴らしい試合だったと思う。最後に勝ったから僕の感情にもプラスになったけど、こういう試合こそが求められるものだと思う。昨季のパリ・サンジェルマン戦について何度も話したけど、重要性の面ではCLラウンド16とプレミアリーグ開幕戦は比べられない。でも似ている部分があった。両チームが全力で、高強度で、最後まで諦めず、そしてこういう試合になる。しかも良いレフェリーがいた。

キエーザの将来がリバプールにあるかどうかについて…

――彼がここにいる限り、間違いなくリバプールの一員だし、何かが変わる理由はないと思っている。昨季は試合勘を取り戻すのに苦労していたし、残念ながらアジアツアーも逃してしまった。そうなると多くを失うことになる。でも彼だけじゃなく、ジョー・ゴメスも同じで、コナー・ブラッドリーも失った。だから交代策は、90分プレーできない可能性のある選手たちを考慮したものでもあった。フェデリコは必要なときに起用した。2-2の場面でナンバー9が必要だったから彼を入れた。そして彼は結果を出した。それはクラブでの将来にとって常にプラスになる。

なぜサポーターがキエーザをこれほど受け入れているのかについて…

――それを僕が説明するのは難しいね。僕もこのクラブのファンではあるけれど、コップに立っているわけではないし、チャントを作る立場でもないから。ただ一つ考えられるのは、フェデリコには素晴らしいキャリアがあったということ。イタリアからイングランドに来るような大きな選手はあまり多くない。そういう背景があるのかもしれない。もしかすると、単に歌いやすいチャントだからかもしれないね!でも彼が本来受けるべき評価を僕は与えきれていないのかもしれない。イングランド代表戦でも重要なゴールを決めたことがあるし、ファンがそれを覚えているのかもしれない。

前半に起きたセメニョに関する出来事について…

――今は警察が捜査していると思うし、クラブとしてもこの件に関して非常に明確な声明を出した。不幸なことに、この件について話さなければならない。あなたが質問してくれたのは良いことだし、僕が答えなければならないのも良いことだと思う。でも本来なら今日はディオゴと彼への追悼について語るべき日だった。それでも、この問題には向き合わなければならない。なぜなら、どんなスタジアムでも許されない行為だから。ましてやアンフィールドでなど、なおさらだ。試合後に彼(セメニョ)と話をして、「必ずその人物を見つけるようにする」と伝えた。100%確信はないけれど、もう特定されたと思う。それは良いことだ。僕らはできる限り彼を支えていきたい。あんなことが起きた後で、後半にあれほどのパフォーマンスを見せられるなんて、彼が素晴らしい選手であることはもちろんだが、精神的に非常に強い証拠でもある。スピードを見ればすぐに選手としての実力は分かるけど、それ以上に強い心を持っている。あんな出来事があったのに、あの後半のプレーを見せられる――それが彼という人間であり、選手なんだ。でも繰り返すけど、あんなことはフットボール全体で許されないし、アンフィールドならなおさらだ。

試合終了後のサラーの様子について…

――正直、彼に直接は聞いていないから分からない。実は試合後にロッカールームに行きたくなかったんだ。なぜなら、ファンが今日どれほど特別な反応を示してくれたか、試合終了後にどれだけ歌い続けてくれたかが本当に特別だったからだ。リヴァプールファンは、これ以上はないと思ったときに必ずそれを超えてくる。今回もまた素晴らしい追悼だった。モー(サラー)も試合後にそれを感じ取って、特別さと感情を共有していたと思う。「彼の家族、奥さん、子どもたちがここに来ているのはみんな知っていた。彼がここでどれほど愛されているのかを、ファンの声援やバナーを通じて感じてもらえたのは、家族にとって特別なことだったはずだ。でも同時に、彼らがまだ深い悲しみの中にいることも感じ取れた。その入り混じった感情が、モー(サラー)が感情的になった理由かもしれないし、僕自身も涙こそ流さなかったけど、同じ気持ちを確かに感じていた。

ボーンマスの2失点について、その場面で何が悪かったのか…

――大きな問題はなかった。普通なら「戻りのスプリントが足りない」と言えるが、選手たちはしっかり戻っていた。理想的にはもっと改善できることがあって、それは“どこでボールを失うか”ということだ。1失点目は言えることがある。2-0でリードしている状況で、あえてトリックを仕掛けてボールを失う必要はない。1-0で負けているとか、どうしても得点が欲しい場面なら別だけどね。あの場面でドミニク(ソボスライ)のようにボールを失うのは避けるべきだったと思う。2失点目については、僕たちは攻撃的なチームで、ゴールを奪いたいチームだ。リスク管理はボールを失った瞬間に整っていて、相手の9番に対して2対1の状況だった。でもモーが普段ならクロスかシュートで終えるところを、今回は少し後ろに横パスを出してしまった。そして相手がどれだけの人数を一気にスプリントさせてボックスに送り込んだか、そこは称賛すべきだろう。細かいところの差だ。ボールを失わないのが一番良いし、失うならシュートで終わらせるか、コーナーやゴールキックになる形で失うべきだ。自陣の18ヤード付近やドミニクが失ったような場所で失うべきではない。とはいえ、僕が見るのは“どれだけ全力で戻ったか”だが、その両場面とも選手たちは本当に全力でスプリントして戻っていた。彼らはすべてを出し切ったし、ボーンマスもまた僕たちと同じように非常にフィットしたチームだった。だからこそ2-2から逆転できたんだ。」

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