「ロブ・ペイジ、リバプールU-21で新たな挑戦に『本当に楽しんでいる』」

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ウェールズ代表をW杯に導いた実績を持つロブ・ペイジ(51)が、今夏からリバプールU-21の指揮を執っている。バリー・ルータスの後任として6月下旬に就任したペイジは、数か月間の経験を経て「新しい挑戦を心から楽しんでいる」と語った。

ペイジは2022年のカタールW杯で、64年ぶりにウェールズを本大会へと導いた。さらにユーロ2020ではチームをベスト16に進出させたが、2024年6月に代表監督を退任。新たなステージを模索する中、リヴァプール・アカデミーのアレックス・イングルトープからオファーを受け、再びベンチに戻ることになった。

イスタンブールで行われたU19ガラタサライ戦後、ペイジは次のように語っている。

「今までやってきたこととはまったく違うけど、本当に楽しんでいる。ここには素晴らしいスタッフがいて、今日見たような若い選手たちと毎日関われるのは素晴らしいエネルギーになる。U19だけじゃなく、U21も同じだ。ジェイ・スピアリングをはじめ、素晴らしいスタッフがいる。本当に素晴らしい職場だし、心から楽しんでいる。」

「アレックスと話してから実際にクラブを見学したんだ。それまではあまり考えていなかったけど、その会話で一気に現実味が出た。自分はただ監督に戻るのではなく、ワクワクするプロジェクトを求めていた。これまでの指導者としてのキャリアで最もやりがいを感じた瞬間のひとつは、ウェールズU21の選手たちの成長を見守ることだった。リヴァプールのようなクラブでその機会を得られるなんて、迷う必要はなかった。本当に楽しんでいるよ。」

クラブ監督としての経験を持つペイジは、ユース年代の指導に現実的な視点を加えることの重要性も強調する。

「リバプールのファーストチームに選手を送り込むこと、あるいは選手としてのキャリアを築かせることが目標だ。自分がクラブ監督を経験しているからこそ、選手にとってリアルに感じてもらえる部分もある。自分がクラブ監督だった時は、U21リーグの結果に一喜一憂することはなかった。だからこそ、こうしてガラタサライのような環境でプレーするのが重要なんだ。最後はきれいなサッカーではなく、踏ん張らなきゃいけない場面もある。選手がローンに出た時、監督から信頼されるためには、攻守両面で全力を尽くせるようにしないといけない。それが自分の課題でもある。」

若手育成への視線と負傷者状況

ペイジが今季のキープレーヤーと見ているのが、夏にサルフォード・シティから獲得したウィル・ライトだ。しかし17歳の新戦力は靱帯を痛め離脱中。

「深刻ではなかった。手術も不要だったけど、復帰には数か月かかる。主な靱帯ではなく内側の靱帯だったので思ったよりは軽かったが、すぐには戻れない。」

また、ジェイデン・ダンズはハムストリングの診断待ち、トレイ・ナイオニはガラタサライ戦後に保護ブーツで帰国し、チェルシー戦出場は不透明だという。

一方で、ペイジはナイオニ存在感を高く評価した。

「トレイは素晴らしかった。中盤で落ち着きを与えてくれたし、周りが『裏に出すべきか?』と慌てている時もボールをしっかり繋げる冷静さを持っている。今日の試合でも本当に際立っていた。」

ガラタサライ戦については、

「とても良い勝利で、素晴らしいパフォーマンスだった。20分の段階で決定機を決めていれば4点か5点は取れていたと思う。プラン通りに試合を進めて2点を先行したが、その後少し気が緩んだ部分もあった。」

とも語った。

さらに、トレント・コネ=ドハーティについても、

「彼の武器はスピードと縦への推進力。今日もほとんどの相手SBを圧倒していた。こういうタイプのウイングがいるのは本当に心強い。内側に入りたがる選手も多い中で、彼は相手を徹底的に苦しめることができる。」

とコメント。

総括

ペイジは「リバプールの若手に現実的な経験を与え、ファーストチームやプロの世界に通用する選手に育てたい」と繰り返し強調した。

その姿勢は、これまで代表チームで積み上げてきた経験とリンクしており、リバプールU-21に新しい息吹をもたらしている。

https://t.co/63V9u1eTZG

こちらの投稿は上記の記事を引用しています。

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