マウリシオ・ポチェッティーノが語るユルゲン・クロップ──「彼は特別な人間だ。彼と同じ空間にいるだけで、それを感じる」

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クロップの“リヴァプール初陣”から始まった、二人の物語

マウリシオ・ポチェッティーノとユルゲン・クロップ。

プレミアリーグにおける最も美しいライバル関係のひとつとして、多くのファンの記憶に刻まれている。

興味深いのは、クロップがリバプールの監督として指揮を執った最初の試合(2015年10月17日)が、まさにポチェッティーノ率いるトッテナム戦だったということだ。

ホワイト・ハート・レーンでのその一戦が、両者の長い因縁の始まりとなった。

以降、2人はトッテナム、チェルシー、リバプールという舞台で14回も対戦。

その中には、**2019年のチャンピオンズリーグ決勝(マドリード)**や、**2024年のカラバオカップ決勝(ウェンブリー)**といったビッグマッチも含まれる。

いずれもクロップが勝利を収め、リバプールの黄金期を象徴する名勝負となった。

「彼と対戦するのは、いつも心地よい“挑戦”だった」

ポチェッティーノは、クロップとの戦いをこう振り返る。

「もちろん、彼のことは寂しく思うよ。なぜなら、彼やリバプールと対戦することはいつも素晴らしい挑戦だったから。戦術的な準備という意味でも、タッチラインでの彼の姿を目の前にするという意味でもね。彼と同じ空間を共有すると、彼が“特別な人間”だということを感じるんだ。彼は本当に特別なキャラクターで、素晴らしい人だからこそ、彼がいなくなるのは寂しい。」

「対戦相手でありながら、彼の存在自体が刺激だった」

その言葉には、単なる競争相手を超えた“リスペクト”が感じられる。

戦術家ポチェッティーノにとって、クロップとの戦いは常にサッカーを純粋に楽しめる瞬間でもあった。

「最初にメッセージをくれたのは彼だった」

ポチェッティーノはまた、クロップとの個人的な交流についても温かく語っている。

「時々メッセージを交わすこともあったよ。私がトッテナムを離れたとき、最初にメッセージを送ってくれたのが彼だった。それは一生忘れられないほど温かい言葉だった。初めて会った2015年10月から、彼とは良い関係が築けていた。会うたびにいつも素敵な会話ができたし、いつも良い雰囲気だった。彼のことは、みんなが笑顔で思い出すべきだと思う。本当に素晴らしい人だからね。」

クロップが見せる“人間味”は、どの監督にも深い印象を残している。

勝敗を超えた関係――それが、ポチェッティーノにとってのクロップだった。

参照記事↓

https://www.liverpoolfc.com/news/we-have-say-thanks-him-jurgen-klopp-through-eyes-his-rivals

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