リバプールのキャプテン、フィルジル・ファン・ダイクが再び母国オランダで厳しい批判に晒されている。
ワールドカップ予選・マルタ戦にキャプテンとして出場し、チームは4-0の快勝を収めたものの、本人の評価は最低レベル。メディアからは「痛々しい」「弱々しい」との見出しが並んだ。
序盤のミス、そして警告 ──リーダーへの風当たり
試合序盤、ファン・ダイクは不用意なバックパスでマルタに決定機を与えた。
さらに終盤には警告を受け、累積による出場停止リスクを背負う結果に。
『Voetbal Primeur』は彼のプレーを「弱々しい」と酷評。
『Algemeen Dagblad』は「緊張感に欠ける代表チームの中で、キャプテンの軽率な行動は痛々しい」と記した。
このように、ファン・ダイクは代表では常に高い期待と批判の狭間に立たされている。
ファン・ダイク本人のコメント
「(警告について)あれはイエローカードではなかったと思う。いま私は累積の状況にあるけど、それも含めて受け入れるしかない。サッカーの一部だ。残り3試合、結果を出してワールドカップ出場を決めたい。」
冷静に状況を受け止めつつも、チームへの責任感を滲ませた。
オランダ代表は今週末、ホームでフィンランド戦。
その後はポーランド(アウェー)、リトアニア(ホーム)と続く。
ファン・ダイクは代表任務を終えたのち、リバプールに帰り、10月19日、アンフィールドでのマンチェスター・ユナイテッド戦に照準を合わせる。
「キャプテン・ファン・ダイクの覚悟」
オランダ代表では批判の的となる一方、リバプールでは依然としてチームの精神的支柱。
その差は、プレミアリーグの強度や戦術的成熟度にも起因するが、“静かなリーダー”としてのファン・ダイクの姿勢は揺るがない。批判を受け止めながらもチームを前に進める姿は、まさにリバプールのキャプテンにふさわしい。
参照記事↓
https://www.liverpoolecho.co.uk/sport/football/football-news/virgil-van-dijk-left-on-32652225
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