リバプールのセンターバック、イブラヒマ・コナテに対して、元レッズのFWジブリル・シセが力強いエールを送った。
今季、パフォーマンス低下を指摘される場面が続く中でも、2005年のチャンピオンズリーグ優勝メンバーは「彼はトップクラスのディフェンダーだ」と信頼を寄せている。
3連敗中のリバプール、批判を受けるコナテ
アーネ・スロット率いるリバプールは、ここ数試合で苦戦を強いられている。
クリスタル・パレス、ガラタサライ、チェルシーとの3試合でいずれも敗戦。スロット体制になってから初の3連敗となった。
フランス代表DFイブラヒマ・コナテはその3試合すべてで先発出場したが、チェルシー戦(1–2)では筋肉系のトラブルを抱え、後半早々に交代。
以降、パフォーマンスやコンディション面に対して一部ファンやメディアから厳しい声も上がっていた。
シセ「批判されるのは、もっとできる選手だから」
そんな中、同じフランス出身でリバプールのレジェンドでもあるジブリル・シセが、Poker Strategyのインタビューで後輩を擁護した。
「批判されるというのは、つまり“本来もっと良いプレーができる選手”という意味なんです。今のコナテにはまさにそれが当てはまります。」
「確かに現時点では本来のパフォーマンスを出し切れていないかもしれません。ですが、まったく心配はしていません。彼はトップクラスのディフェンダーです。」
「どんな選手にも不調の時期はあります。今の彼はまさにその期間にいるだけで、それが批判を受ける理由になっているだけです。それでも彼はリバプールにとって重要な存在であり、すぐにトップレベルへ戻るでしょう。」
2004〜2007年にリバプールでプレーし、2005年のイスタンブールの奇跡を知るシセが語る“経験者の言葉”には説得力がある。
代表チームでも調整中──「小さなケガを抱えている」
コナテはチェルシー戦後に太ももの違和感を訴えたものの、フランス代表には合流。
金曜のアゼルバイジャン戦、月曜のアイスランド戦を前に、メディカルチームのもとで状態を確認している。
フランス代表監督ディディエ・デシャンは具体的なコメントを避けたが、同僚でありアーセナルDFのウィリアム・サリバが、コナテの現状について明かしている。
「彼は小さなケガを抱えていて、まだ完全には練習に参加していません。早く復帰できることを願っていますが、それ以上のことは分かりません。」
その日の代表トレーニングでは、コナテが一部メニューに参加している様子も確認されており、大事には至らなかったと見られる。
契約は今季限り、レアル・マドリードも関心か
なお、コナテは今シーズン末で現行契約が満了予定。
スペインの名門レアル・マドリードが関心を示しているという報道もある。
ただしリバプールとしては、彼をチームの守備の中核として引き留めたい意向が強い。
本人もクラブに対する信頼を示しており、今後の契約交渉の行方にも注目が集まる。
まとめ
パフォーマンスの波、ケガ、そして外部からの批判。
それでもジブリル・シセは「心配ない」と断言した。
「彼はトップクラスのディフェンダーであり、リバプールに欠かせない存在だ。」
スロット政権2年目を迎えるリバプールにとって、イブラヒマ・コナテの完全復活は、再びチームをタイトル争いへ導くための鍵になる。
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