リバプールの新戦力ヒューゴ・エキティケが、早くもアンフィールドで存在感を放っている。
そして、かつてプレミアリーグを代表した名ストライカージェーメイン・デフォーが、フランス人ストライカーの活躍に「本当に感銘を受けている」と絶賛した。
「今はエキティケの時代」──デフォーが語る理由
エキティケは今季ここまで全大会5ゴールを記録し、リバプールのトップスコアラーに立っている。
夏にアイントラハト・フランクフルトから£79m(150億円)移籍金で加入した23歳の新鋭は、プレミアリーグでもすでに適応の早さを証明している。リバプールは同時期にアレクサンダー・イサクも獲得し、英国史上最高額の£125mを投じた。
しかしデフォーはこう主張する。
「もちろんイサクは大きな補強だ。でも今のリバプールで“9番の座”を掴んでいるのはエキティケだ。彼は今シーズンのユニフォームを自分のものにしている。」
デフォーが見た“完璧なセンターフォワード像”
デフォーは自身のポッドキャスト『Could It Be Magic』で、エキティケのプレーを詳細に分析した。
「開幕戦のボーンマス戦を現地で見たんだ。彼の動き出し、タイミング、柔らかいタッチ、逆方向への動き、どれも素晴らしかった。特にエヴァートン戦のゴールは完璧だった。ランのタイミング、最初のトラップで相手を外し、素早くシュートに持ち込む。まさに“教科書のようなプレー”だったよ。彼の動きはコーチとして教えたい全要素を備えている。23歳でこれだけ完成度が高いのは驚きだ。彼は本当にトップレベルのセンターフォワードになれる。」
代表ウィークでも躍動の予感
エキティケは今週末、W杯欧州予選でアゼルバイジャン戦に臨むフランス代表に招集中。
一方のイサクも、スイスとの親善試合でスウェーデン代表として出場予定だ。
「今のリバプールには“勢いの9番”が必要」
デフォーの言葉が示す通り、エキティケは単なる新戦力ではなく、チームの攻撃を牽引する主役になりつつある。
流れるようなランと即興性を兼ね備え、現時点では、アルネ・スロットのシステムに最もフィットするストライカーと言っていいだろう。
リバプールは代表ウィーク明け、10月19日にアンフィールドでマンチェスター・ユナイテッドと激突する。
3連敗中のチームを救うのは、もしかするとこの23歳の若き9番かもしれない。
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