リヨンに所属するベルギー代表FWマリック・フォファナの代理人が、今後のキャリアにおいてリバプール移籍を視野に入れていることを明かした。
フォファナを担当するのは、ラッパーのジェイ・Zが設立したスポーツマネジメント会社「ロック・ネイション・スポーツ（Roc Nation Sports）」のゼネラルマネージャーを務めるフレデリコ・ペナ氏。
同氏は、フォファナが「リバプールやマンチェスター・シティのようなクラブにふさわしい」と語り、将来的なビッグクラブ移籍を示唆した。
🔴 フォファナの代理人が語る「リバプール行きの可能性」
ペナ氏はベルギー紙『De Morgen』でのインタビューの中で、次のように語っている。
「今季は、フォファナが世界に自分を示したいシーズンです。特にワールドカップでね。もし成功すれば、リヨンから“トップ10クラブ”へ移籍することができるでしょう。私たちロック・ネイションは、彼の才能を強く信じています。リバプール、バイエルン、マンチェスター・シティ――彼がふさわしいのは、そうしたクラブです。」
フォファナは昨シーズン、リヨンで公式戦41試合に出場し、11ゴール7アシストという堂々たる成績を残した。
その才能は国内外で高く評価されており、今夏にはエヴァートンも獲得に興味を示していたという。
ロック・ネイションが描く“フォファナ計画”
さらにペナ氏は、フォファナの人間的成長にも焦点を当てている。
「フォファナはリヨンでとても大切にされています。だからこそ、簡単にその関係を壊したくなかった（＝夏に移籍しなかった）のです。私たちは独自のスカウティングで彼を見出しました。彼は並外れた才能を持ち、徐々にステップアップの準備が整いつつあります。来年、ワールドカップはロック・ネイションの本拠地であるアメリカで開催されます。私たちはその舞台で輝ける選手を導きたい。フォファナはその理想にぴったりです。彼の殻を破らせたい。いいですか、彼にはエムバペ、ラミン・ヤマル、デ・ブライネのような“世界的スター”になる潜在能力があります。でも、そのためにはピッチ外でも“パーソナリティ”を持たなければならない。私たちはそこも含めて一緒に取り組んでいきたいのです。」
ペナ氏は、フォファナを単なる“有望株”ではなく、グローバルに発信できるスター選手として育てていく構想を明確に示した。
「フォファナ×スロット」は“第二のルイス・ディアス”になり得るか
フォファナの特徴は、縦への推進力とフィニッシュ精度の高さ。
右足主体でありながら両ウイングをこなす柔軟性も持ち、アルネ・スロット監督のシステムにおいて“流動的な前線”の一角を担う可能性がある。
プレッシング強度も高く、リバプールが重視する守備面の規律にもフィットするタイプだ。
もしワールドカップでブレイクすれば、来夏の移籍市場でリバプールが正式に動く展開も十分にあり得る。
Roc Nationが後押しする「スター化プロジェクト」が、メルウッドのスカウティングチームに届く日は近いかもしれない。
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