リバプールはプレミアリーグでマンチェスター・ユナイテッドに1-2で敗れ、アンフィールドで痛恨の黒星を喫した。
開始62秒でブライアン・エンベウモに先制を許すと、コーディ・ガクポの同点弾で一時は追いついたものの、終盤にハリー・マグワイアのヘディング弾で勝ち越しを許した。
試合後、キャプテンのフィルジル・ファン・ダイクがSky Sportsのインタビューに応じ、敗因と今後の課題を率直に語った。
「不用意な2失点目。それがすべてだった」
「非常に不用意な2失点目を喫してしまった。それが決定的だった。試合に戻るために懸命に戦い、勝ち越すチャンスも何度もつくったけど、あの形で再び失点してしまえば、当然ながら失望する。全体を見ても、僕たちはあまりに焦っていた。判断を誤る場面が多く、ボールを失った瞬間にオープンになっていた。残念な一日だ。」
ファン・ダイクはチームのプレー判断にも言及した。
「ユナイテッドは忍耐強く、あまり高い位置からプレスをかけてこなかった。彼らは僕たちにボールを持たせていたけど、そこで僕たちがもう少し冷静さを保つべきだった。チャンスは十分に作ったと思う。でも現実は“敗戦”だ。今は難しい時期だが、選手だけでなくファンも含め、全員が一つになって前へ進む必要がある。」
「先制点の場面は、不運が重なった」
「ロングボールが入って、最初のヘディングはユナイテッドの選手、次のヘディングは僕が競り勝った。そのときマッカ(マクアリスター)に当たって彼が倒れ、僕も倒れてしまった。その一瞬で僕の裏にスペースができた。角度的に難しいと思ったが、相手は見事に決めたね。」
「まだ試合序盤だったから落ち着いていけると思っていたけど、その後にうまく気持ちをコントロールできなかったのが残念だ。」
「謙虚に、冷静に、自信を失わずに」
キャプテンとして、チームの立て直しに必要なものを問われると、ファン・ダイクはこう答えた。
「まずは謙虚であり続けること。努力を続けること。そして自信を失わないことだ。負けると自信は落ちがちだが、冷静さを保たなければいけない。昨シーズンはすべてが順調で、称賛されることばかりだった。チャンピオンにもなり、全員が喜びに包まれていた。でも厳しい時期こそ、同じメンタリティでお互いを支え合う必要がある。」
「シーズンはまだ長い。ネガティブな連鎖に引き込まれるのは簡単だが、僕たちはそうならないよう努力しなければならない。チャンスを掴んだとき、自分たちのクオリティを示して勝ち切ることが大切だ。まだ10月だ。これから多くのことが起こる。ただ、今は4連敗中という現実がある。だからこそ、一刻も早く流れを変えたい。」
焦りと不用意な失点が響いた試合だったが、ファン・ダイクの言葉には「冷静さ」と「責任感」がにじんでいた。
シーズンはまだ折り返し前。
キャプテンの言う通り、いまこそチームとファンが一体となって立ち上がるときだ。
参照記事↓
https://www.liverpoolfc.com/news/virgil-van-dijks-assessment-liverpools-defeat-manchester-united
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