―「5試合で全てを語る評論家たちへ:私は10〜15試合を見て判断する」
マンチェスター・シティのペップ・グアルディオラ監督が、プレミアリーグのタイトル争いをめぐって、
“結論を急ぎすぎる評論家たち”に苦言を呈した。
同時に、現在苦戦中のリバプールについて「必ず復活する」と力強く語っている。
⚽「リバプールは必ず戻ってくる」
昨季、シティはグアルディオラ体制で初めて無冠に終わったシーズンを経験。
今季も開幕直後には不安の声が上がった。
ウォルヴァーハンプトンに4-0で勝利した初戦のあと、トッテナムとブライトンに連敗。
一部メディアや元選手たちは早くも「シティは終わった」と見限るような論調を示していた。
しかし、グアルディオラ率いるチームはすぐに反発。
プレミアリーグ直近5試合で4勝1分とし、現在は首位アーセナルに勝ち点3差の2位に浮上している。
その一方で、王者リバプールはここ3試合で連敗を喫しており、今週末のブレントフォード戦で立て直しを図る状況にある。
だが、グアルディオラは「スロット率いるリバプールが再び立ち上がる」と確信している。
「最初の2、3試合を終えただけで、“シティは終わった”“リバプールも終わった”と言う人たちがいます。でも私は断言します。リバプールは必ず戻ってくる。私は何度も言ってきました。5試合で全てが分かると言う評論家や元選手たちは多い。ですが、私はそんなことはできません。だから私はいつも10〜15試合を見てから、本当の姿を判断します。今季もリバプールとアーセナルは上位にいるでしょう。そして他にも何チームかが加わると思います。もちろん、我々(シティ)もその中にいたいと思っています。」
「評論家たちは早すぎる」—シティの現状と分析
グアルディオラは、評論家たちが5試合程度の成績でクラブの未来を断じることに警鐘を鳴らした。
「多くの専門家や元選手たちは、わずか数試合で“何が起きるか全て知っている”と感じているようですが、私にはそんなことは到底できません。フットボールというのは、10試合、15試合と重ねていく中で初めて全体像が見えてくるんです。」
リバプールとアーセナル、そしてマンチェスター・シティ。
この3クラブを中心に、今季のプレミアリーグは再び激しい優勝争いが繰り広げられようとしている。
「良い勢いだが、まだ90分間の一貫性が足りない」
シティは、トッテナムとブライトンに連敗して以降、公式戦9試合連続無敗と好調を維持。
しかし、グアルディオラは内容面において課題も残ると指摘した。
「今のところ、我々には良いモメンタム(流れ)がある。ただし、90分間を通して一貫性のあるプレーという点ではまだ十分ではありません。チームのメンタリティもボディランゲージも正しい方向にあります。これを維持できれば安定したチームになれる。ですが、試合全体──95分間──をより高いレベルで戦う必要があります。」
11月9日、エティハドでリバプールとの大一番
リバプールは今週末のブレントフォード戦に勝利すれば、シティを上回り、首位アーセナルに勝ち点1差まで迫ることができる。
そして両者は、エティハド・スタジアムで直接対決。
この試合は、年内最後のインターナショナルブレイク前の大一番となる。
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