「リバプールと我々がダイナミクスを変えた」
プレミアの勢力図に変化、リバプールとの再会前に語る
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、今季序盤のプレミアリーグについて語り、好調ボーンマスを例に“リーグの層の厚さ”を強調した。また、その中で「リバプールとシティがその流れを変えた」と発言し、両クラブが近年のプレミアの形を変えたと認めている。
ボーンマスは2位、シティは追う立場
ボーンマスは日曜日の対戦を前に、シティより2ポイント上の2位。
開幕9試合でわずか1敗と、強烈なスタートを切った。
昇格組のサンダーランドもトップ4に入っており、かつての“ビッグ6”という言葉がより形式的なものになりつつある印象だ。
「イングランドは誰でも誰にでも勝てるリーグ」
グアルディオラはこう語る。
「バイエルンやバルサにいた頃から、イングランドでは誰もが誰にでも勝てると感じていた。過去数年、リバプールと我々が90点台、ほぼ100点を取り続けたことでそのダイナミクスを変えたかもしれない。だが、プレミアは元々そういうリーグだ。それは良いことだ」
NBAのように毎年違うチームが現れ、拮抗が強まる状況を歓迎し、
「観客にとってもショーとしても本当に良い」
と語った。
主力放出でも揺るがないボーンマス
ボーンマスは今夏、
- ディーン・ハイセン → レアル・マドリー
- イリヤ・ザバルニー → PSG
- ミロシュ・ケルケズ → リバプール
- ダンゴ・ワタラ → ブレントフォード
と複数主力を放出したが、それでも上位争いを展開。
グアルディオラ監督は組織力を称賛した。
「スポーツディレクター、監督、選手が明確な哲学の下にある。主力DFを4人失っても再投資し、機能させている。舞台裏の仕事が素晴らしい」
ハーランド&ロドリ復帰見込み、次はリバプール戦
シティはアストン・ヴィラ戦で負傷したハーランドがプレー可能。
ロドリも復帰見込みとした上で、
「先発かは分からないが助けてくれる。彼の重要性は分かっている」と述べた。
なお、シティはこのボーンマス戦後、インターナショナルブレイク前最後の試合でリバプールと対戦する。
ペップは「プレミアは誰でも勝てる」と言いながら、同時に「リバプールとシティがそれを一時変えた」と語った。
これは、クロップ時代のリバプールがつくりあげた勝点90台の戦いが、プレミアの歴史に刻まれた証でもある。
その流れの先で、スロット体制のリバプールは再び競争に戻ろうとしている。
次節、シティ戦は真価を問う一戦となる。
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