アンディ・ロバートソンは、リバプールが6週間ぶりに連勝を飾った要因について、「試合の主導権を取り戻したこと」が最大のポイントだと語った。
チャンピオンズリーグでのレアル・マドリード戦は1-0の勝利となったが、注目すべきは結果以上に「内容」だった。チームは試合を通して主導権を握り、スター揃いのマドリードをわずか2本の枠内シュートに抑え込んだ。
開幕7連勝の後に7試合で6敗と急失速したアルネ・スロットのチームは、ようやく軌道を修正。その内容は、欧州王者15度を誇る相手を圧倒する見事なものだった。
クリーンシートと「試合の支配」
9月以来となる2試合連続の無失点も好調の大きな要因だ。ロバートソンは「勝利の始まりは守備の安定からだ」と強調する。
「今季は“3点取らないと勝てない”ような試合が多すぎた。そんな戦い方は長く続けられないんだ。シーズン序盤はそれでも勝っていたけど、あれは持続不可能だった。1-0や2-0で勝つような試合が、本当の安定感を生む。もちろん失点する時もあるけど、大事なのは“試合をコントロールできているかどうか”。この2試合で、ようやくその感覚を取り戻せたと思う。そして今、最も必要なのは継続性だ。試合前にも話していたけど、僕らは“安定感”を取り戻す必要がある。今日はまさにそれを見せられた。」
復調のロバートソン、右サイドではブラッドリーが躍動
ロバートソンはここ3試合連続で先発出場しており、夏に4000万ポンドで加入したミロシュ・ケルケズの不調を受けてポジションを取り戻している。
ただし、日曜に控えるマンチェスター・シティ戦は今週3試合目となるため、31歳の彼に連続出場を求めるのは酷かもしれない。
一方、右サイドではコナー・ブラッドリーがケガから復帰し、再び輝きを取り戻した。
この試合ではヴィニシウス・ジュニオールを完璧に抑え込み、1年前には同じ大会でキリアン・エムバペにも同様のプレーを見せている。
キャプテンのフィルジル・ファン・ダイクもブラッドリーを称賛した。
「本当に素晴らしかった。ここ数年で最も優れたウインガーの1人を相手に、堂々と渡り合っていた。チーム全体としても良かったし、彼も間違いなくその一員だ。試合の強度はとてつもなく高い。だからこそ、自分の体をしっかりケアすることが大事だ。彼はここ2試合で本当に良いプレーをしているし、次の試合に向けてもこの勢いを続けてほしい。」
「自信を持って次へ」―チームに生まれたポジティブな流れ
週末のエティハド・スタジアムでの一戦も容易ではない。スロット監督は再び難しい采配を迫られる。
レアル戦ではわずか1人の入れ替えしか行わなかったが、コンディション調整と疲労管理が鍵になりそうだ。
それでもロバートソンは、この勝利がチーム全体に大きな自信を与えたと語る。
「この1週間で本当に多くのエネルギーを注いできた。週末の試合は簡単ではないけど、先週よりも確実に自信を持って臨める。それが何よりうれしいことだ。」
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