リバプールのストライカー、ヒューゴ・エキティケが今週末に迫るマンチェスター・シティ戦への意気込みを語った。
プレミアリーグ王者リバプールは、日曜にエティハド・スタジアムで宿敵シティと対戦する。
フランス代表FWにとっては、リバプール加入後初めて迎えるこの重要な一戦となる。
昨季、アルネ・スロット率いるチームはシティとの2試合をいずれも2-0で制し、4年連続で王座を守ってきた相手からタイトルを奪還した。
その因縁の舞台に、エキティケがいよいよ登場する。
「こういう試合こそ、サッカーをやっていて一番楽しい」
「こういう試合こそ、サッカーをやっていて一番楽しいよ。ピッチにはビッグプレーヤーたちがいて、大きなスタジアムで行われる、プレミアリーグらしい最高の試合。こういう試合が一番好きなんだ。準備する時間も含めてね。その日に向けて、心をしっかり整えて臨むよ。」
エキティケは、プレミア最高峰の舞台に立つことへの高揚感を隠さなかった。
彼にとって、この試合は単なるリーグ戦の一戦ではなく、
「サッカーを愛する者が夢見る試合」そのものだ。
「完璧ではない。でもチームは100%以上の力を出している」
リバプールは直近の試合で調子を取り戻している。
先週末のアストン・ヴィラ戦を2-0で制し、続くチャンピオンズリーグではレアル・マドリードを1-0で撃破。
一時は7試合中6敗と苦しんでいたが、チームは確実に復調の兆しを見せている。
「今が完璧とは言わないけど、試合に入る時、チームのみんなが100%──いや、それ以上の力を出しているのを感じる。エネルギー面でも、相手にかけるプレッシャーでもね。」
「僕らは“対戦相手にとって嫌なチーム”になっていると思う。この流れを続けていくだけだ。」
スロット監督のもとでチームが再び一体感を取り戻しつつあることを、22歳のストライカーは確信している。
「同じチームの仲間として、お互いを高め合っている」
エキティケは今季チームトップの6ゴールを記録。
チャンピオンズリーグのマドリード戦では、モハメド・サラー、フロリアン・ヴィルツとともに前線を形成した。
チームにはアレクサンダー・イサク、フェデリコ・キエーザ、コーディ・ガクポら層の厚いアタッカー陣が揃っているが、彼はその“競争”をこう語る。
「“競争”って言葉は少し違うと思う。僕たちは同じチームのためにプレーしている。確かにピッチ上のポジションは限られているけど、僕たちは一緒に成長して、ピッチを共有して、お互いを高め合っているんだ。それが僕にとっての“競争”という意味だよ。」
エキティケはライバルではなく“仲間”として他のFWたちを見つめている。
この姿勢が、リバプールの前線に新たな化学反応を生み出しているのだろう。
「理想のチームを作るには、時間が必要」
「クオリティを引き出すには時間がかかる。新加入の選手たちはそれぞれ違うクラブから来ているし、互いの関係を築いていくにはプレーを重ねることが必要なんだ。」
「完璧なチームになるまでには時間がかかるけど、トレーニングを共にして、試合を共にして、確実に良くなっていくと思う。」
「中には、初めて組んだ瞬間から自然にフィットする選手もいるけど、そうでない場合は、ピッチで時間をかけて築いていく必要がある。相手がどんなプレーを好むのか、どのタイミングで走るのか、ボールを足元で受けたがるのか、裏へ抜けたがるのか──そういうことを理解していく過程なんだ。」
リバプールの新しい攻撃陣は、まだ完成途上。
だが、エキティケはその過程を“前向きな進化”として捉えている。
時間をかけて築く信頼こそが、彼にとってチームの真の強さにつながるのだ。
ヒューゴ・エキティケの言葉からは、若さと成熟の両方が感じられる。
「こういう試合こそ、サッカーをやっていて一番楽しい」──
その純粋な情熱が、リバプールの攻撃をさらに躍動させる。
今週末、エティハド・スタジアムで迎える頂上決戦。
エキティケにとって、それはキャリアの新たな章の始まりとなるかもしれない。
参照記事↓
https://www.liverpoolfc.com/news/game-you-love-play-hugo-ekitikes-excitement-man-city-clash

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