イブラヒマ・コナテは、同じフランス出身のウーゴ・エキティケに対し、「フランス代表入り」という“ご褒美”をちらつかせながら、自身を磨くように促していたことを明かした。
リバプールでのパフォーマンスでは経験値をまだ十分に示しきれていないコナテだが、エキティケを鼓舞する場面ではリーダーシップを発揮している。
今季、エキティケはディディエ・デシャン率いるフランス代表に初招集され、すでに4試合に出場している。
Canal Plusのインタビューで、コナテは“代表入り”をモチベーションとして使った時のエピソードを語った。
「一度、ちょっとだけ彼を叱ったんだ。でも冗談っぽくね。」
「練習の後にジムに行く予定だったんだけど、普段の練習の強度がすごく高いから、彼は疲れ果てていたんだ。」
「それで僕が『行くぞ、ジムに行こう』って声をかけたら、彼は『もう無理、疲れた』って言ってきた。」
「実際、絶対に行かなきゃいけないわけじゃないんだけど、行ったほうがいい。そういう呼ばれ方をしてるわけだしね。」
「そこで、僕は2秒くらい黙って彼の顔を見てこう言った。
『フランス代表に入りたいのか? そうじゃないのか?』
ってね。それだけ言ってその場を離れたんだ。」
「そしたら1分後には、彼は食堂で(=準備万端で)ジムに行く準備をしてたよ!」
その後、コナテはエキティケの努力する姿勢と将来性についても強く信頼していると語った。
「エピソードとしてはちょっと面白いけど、彼もすぐに“こういうやり方なんだ”って理解したよ。
仕事に対してすごく真面目だし、必ず成長する。僕はそこに疑いはない。」
実際、この“叱咤激励”は大きな効果を生んでいる。
エキティケは今季、全大会で6ゴールを挙げリバプールの得点王となっており、今月のフランス代表2試合にも招集されている。
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