ガットゥーゾ、キエーザの代表辞退に理解「彼が言うことを尊重する」

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「彼が言うことを尊重する必要がある」──理由は“100%ではないから”

リバプールでプレーするフェデリコ・キエーザは、ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督から再三にわたる招集を受けながら、11月の代表ウィークでもイタリア代表への参加を辞退した。

ガットゥーゾは、キエーザが今季これで数回目となる辞退をすることについて、選手本人の決断を尊重する姿勢を貫いている。

■ 今季も続く“代表辞退” 理由は常に同じ

キエーザはシーズン序盤からイタリア代表入りの候補だったが、リバプールでのコンディション作りに専念するため、招集を一貫して断り続けている。

今季は18試合中12試合に出場するなど重要な戦力となっている状況もあり、今回の辞退に驚く声もあった。

しかし、ガットゥーゾはワールドカップ予選に向けた27名の発表会見で、キエーザの辞退を明確に認め、その理由を語った。

■ ガットゥーゾの発言

「彼とはよく話している。私たちはそれぞれの決断や問題を尊重しなければならない。彼と何を話しているかはお互いよく分かっているし、私は選手が言うことを尊重しなければならない。それ以上言えることは何もない。」

キエーザの判断によるものなのかと尋ねられると、ガットゥーゾはこう答えた。

「そうだ。これについて説明するのはもう4回目か5回目だ。」

ガットゥーゾはまた、9月と10月にも同様の状況があったことを認めている。

代表初招集を辞退した際について、ガットゥーゾは当時こう話していた。

「彼は100%の状態で戻りたいという理由で、代表に行く準備ができていないと感じていた。」

1か月後にもガットゥーゾは説明している。

「私は毎週フェデ(キエーザ)と話していて、彼も自分に対する私の評価を理解している。しかし同時に、選手が言うことを尊重しないといけない。彼はまだ100%ではなく、100%の状態でいたい。それが真実だ。」

■ キエーザは“無理を選ばない”という決断を貫く

ACL断裂(2022)以降、長期離脱を経験したキエーザは、クラブと自身の状態を最優先する姿勢を貫いている。

その姿勢は、表面的な忠誠心ではなく、キャリアを大事にするプロとして極めて合理的で評価されるべきものだ。

■ リバプールでの役割増加も背景に

キエーザは、来月にサラーがアフリカ・ネーションズカップで離脱する可能性、フリンポンの負傷などを踏まえると、11月以降リバプールでさらに重要な役割を担う見込みだ。

代表ではなくクラブに集中したいという意志は、チームの事情とも合致している。

ガットゥーゾが言う通り、選手本人が語る“100%ではない”という感覚は、何よりも尊重されるべきだろう。

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