スティーブン・ジェラードは、監督職に復帰するうえでの“条件”をすでに明確にしており、ミドルズブラ再浮上の噂が再び広がっている。
ロブ・エドワーズが就任からわずか4か月でウルブスへ移ったことで、ミドルズブラは再び新監督を探す状況となった。
夏の段階では候補から外れていたジェラードだが、現在再び名前が挙がっているのは自然な流れだろう。
現時点で信頼できる情報筋から、ジェラードとミドルズブラの空席を直接結びつける報道はない。しかし、彼は最近レンジャーズからのオファーを断っており、ミドルズブラには“理想的な条件”が揃っている可能性がある。
現在チャンピオンシップで2位につけるミドルズブラは、ジェラードが語った「勝つために戦うチーム」という条件に合致している。
ジェラードの監督キャリアは独特な道を辿ってきた。
リバプールU-18のコーチからスタートし、レンジャーズでは“セルティックの10連覇阻止”という歴史的快挙を成し遂げ、アイブロックスの伝説となった。
その後アストン・ヴィラの監督に就任したものの、わずか1年足らずで解任。
続くサウジ・アル・エティファクでの挑戦も、彼にとって「競争力が足りなかった」。
現在はイギリスに戻り、次の挑戦の準備を進めている。ジェラードは Rio Ferdinand Presents の中で次のように語っている。
「いつかまた(監督業に)挑戦したい。
いくつか変えたいこと、改善したいことがあるし、新鮮な気持ちで戻りたい。
新しい仲間を周りに置いてね。」
「いくつかのアイデアと、周囲に置きたい人たちについて裏で準備している。
自分の強みも分かっているし、サポートが必要な部分も理解している。
スタッフに特別なスキルセットが必要なんだ。」
「レンジャーズではそれが完璧な形で揃っていた(ゲイリー・マカリスターやマイケル・ビールと一緒にね)。
アストン・ヴィラやサウジでは、コーチがたくさん入れ替わったことが、個人的には良くなかったと思う。」
「今は家族との時間を楽しんでいる。
グランプリを観に行ったり、元チームメイトやスーパースターたちとのエキシビションゲームをしたり、これまでできなかったことをね。」
「でも、自分の中にはまだ“やり残したこと”がある。
もう数回、ワクワクする挑戦をしたい。」
「理想的な世界では、求めるタイプの挑戦が現れれば飛びつく。でもそうじゃなければ戻らない。
僕は“勝つために戦えるチーム”にいたい。
そのほうが自分には合っていると思う。」
また監督業に挑戦したいと話すジェラード。いつの日かリバプールの監督として輝く彼の姿も見てみたい。
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