──1月に6500万ポンド、夏は“5000万ポンド強”のリリース条項が判明
リバプールが、ボーンマスのアントワーヌ・セメニョを
1月、または今季終了後の最優先補強ターゲットとして注視している。
そして今回、夏の“割安リリース条項”の詳細が明らかになったことで、
獲得戦略に大きな判断材料が生まれた。
■ セメニョは「1月の2週間」または「夏」に設定金額で移籍可能
セメニョの契約には、以下の2つのリリース条項が存在する。
- 1月の移籍市場前半2週間のみ発動:6000万ポンド+500万ポンドのアドオン(計6500万ポンド)
- 夏の移籍市場:5000万ポンド強
週初に「1月は6500万ポンド」と報じられたが、
移籍ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノにより、
「夏は5000万ポンド強で獲得可能」
という“割安条項”が初めて明かされた。
これは、リバプールを含むクラブにとって大きな判断材料となる。
■ 1月に動くべきか? 夏に待つべきか?
6500万ポンドか、5000万ポンドかの“15億円分の判断”
1月:6500万ポンド(約125億円)
夏:5000万ポンド超(約100億円)
差額は 約15億円 に相当する。
しかし、夏まで待てば単純にお得というほど話は簡単ではない。
- マンチェスター・シティ
- マンチェスター・ユナイテッド
- トッテナム
といったクラブがすでに熱視線を送っており、
夏には争奪戦が加速する可能性が高い。
リバプールにとっての“先手必勝の価値”は大きい。
■ セメニョは“ハーランドに次ぐ”数字を記録中
今季ここまで、プレミアリーグの攻撃指標で
アーリング・ハーランドに次ぐゴール関与数を記録。
- 6ゴール
- 3アシスト
(11試合出場)
さらに、
- 右ウイング
- 左ウイング
- センターFW
- シャドー系の位置
と前線のほぼ全てをこなせる万能性が、スロットの求める選手像に完全一致している。
■ リバプールが狙う理由
サラー後継者+ガクポの競争相手+複数ポジ対応
リバプールがセメニョに魅力を感じる要素は多い。
◎ サラーの長期的後継者
右サイドでの強度・決定力・推進力は後継候補として最適。
◎ 左でガクポと強烈な競争
ガクポ、キエーザ、ングモハ以上に“即戦力”の水準。
◎ プレミアで既に実証済みの即戦力
適応期間が不要。
◎ スロットのハイテンポ攻撃に完全対応
プレス・フィジカル・推進力・裏抜けの質はトップレベル。
■ “若手の道を塞がない戦略”から転換が必要に?
クラブは夏に、
- ブラッドリー・バルコラ(PSG)
- ロドリゴ(レアル)
の獲得を“リオ・ングモハの成長を阻害しないため”に見送った。
しかし現実は、
- ングモハ:プレミア&CLで わずか46分
- 先発はカラバオ杯のみ
- キエーザもCL/PLで“先発に値する信頼”は得られていない
よって、
「即戦力のウインガーが必要」
という状況に変わってきている。
セメニョはその問題を一撃で解決できる選手である。
■ 結論:セメニョは“即アップグレード”
1月に動けば競争なし、夏は激戦必至
- 1月 → 6500万ポンド、競争ほぼなし
- 夏 → 5000万ポンド、だが争奪戦濃厚
リバプールが
- サラー後継者
- ガクポの競争相手
- スロットの前線強化
- プレミア適応済みの即戦力
を求めるなら、セメニョはほぼ理想的な補強だ。
冬に動くべきか、夏に賭けるべきか──
リバプールは重大な決断を迫られている。
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