リバプールが経験している“71年ぶりの不振”。
原因を「戦術」や「采配」だけに求める声もある中、アルネ・スロットはついにその舞台裏を明かした。
「システムは選手に最も合っている。練習時間はほとんどない。2日おきに試合があり、サッカーの考え方そのものを変えることは不可能だ。」
リバプールは22日で7試合という異常なスケジュールの中、負傷者続出、5バックすら組めない守備陣、毎試合違うメンバー構成という“極限状態”で戦ってきた。
それでも——
「我々には質がある。必ず戻れる。」
スロットが語った言葉の裏には、チーム再建への確固たる信念があった。
システムを劇的に変えるべきなのか
「“劇的に変えるべきなのか?”という質問ですよね」
「あなたの頭の中に何があるのかは分からないが、例えば“5バックでやれ”と言うなら、それ自体が問題になる。私は5人のDFすら揃っていないのだから。今のシステムは今いる選手たちに最も合っている。彼らはキャリアのほとんどを、このシステムでプレーしてきているし、我々にはほとんどトレーニングの時間がない。だから、2日おきに試合があるこの状況で、サッカーの考え方そのものを完全に変えるなんて、ほぼ不可能なのだ。この期間、私は望まない理由で多くの異なるメンバー構成で試合をしてきた。全員がそろっていたわけではないし、スカッド全員を常に使わざるを得なかった。」
クオリティは必ず戻る
「このような状況にある理由は複数ある。5つでも6つでも挙げられる。しかし、どんな理由を並べても、我々が得ている結果を正当化することはできない」
「確かに(シティの例は)適切だ。彼らには“質”があり、我々にも“質”がある。こうした状況から抜け出す一番の方法は、チームとして、そして私自身が監督として、選手たちの能力を最大限に引き出し勝利へ導くことだ。もし我々に質(クオリティ)がなければ、大問題になっていた。しかし、我々には質がある。あとはもう一度、それを最大限に引き出すだけだ。」
父からの支え
「父は、私がどれほど厳しい状況にいるかを知っている。こういう時にさらに追い打ちをかけても意味がない。勝っている時より、今の方がずっと支えてくれている。」
アルネ・スロットは、不振の原因を言い訳ではなく“事実”として示した。
- システムは今の選手に最も合っている
- 22日で7試合、練習時間はほぼゼロ
- 負傷者続出でDFが足りず、5バックの提案は不可能
- 多くの試合でスカッド全員を使わざるを得ない状況
- それでも「我々には質がある」と強調
過密日程、離脱者、コンディション不良——
これらが重なったことで、戦術変更という“魔法の解決策”は存在しなかった。
そんな中でもスロットは最後にこう語っている。
「質はある。あとは、私とチームがその力をもう一度引き出すだけだ。」
状況は厳しい。
しかし、その言葉からは逆境を超えようとする強い意志と、まだ終わっていないという確信が見える。
リバプールが再び“勝利の道”を取り戻すための戦いは、ここから本格的に始まる。
いや始まらないといけないんだ。
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