ウェストハム戦の勝利でようやく息を吹き返したリバプール。
しかしアリソン・ベッカーは、次に控えるサンダーランド戦こそが「今季ここまでで最も重要な試合だ」と強調する。
3連敗を断ち切ったものの、12月には5試合の過密日程が待ち受ける。
守護神は「原点に戻れ」と語り、クリーンシートへの執着、チームとしての戦い方、アンフィールドのサポーターへの強いメッセージを発した。
昇格組ながらプレミアリーグで結果を残すサンダーランド。
油断を許さない一戦に向け、アリソンは“戦う姿勢”を明確に示している。
「これは大きなチャンスだ。すべての試合が新しいチャンスだし、この悪い時期を終わらせたい。それが僕たちの期待であり、戦う理由だ。でも今はサンダーランドに集中している。今月残りの試合のことは後で考える。今季ここまでで最も重要な試合はサンダーランド戦であり、そこにフォーカスしていく。」
■ ウェストハム戦の内容と、その勢いを次につなげる重要性
「本当に重要だ。プレミアリーグのアウェイ戦はいつだって難しい。勝利し、クリーンシートを達成できたことは、僕たちが今掲げている目標にとって大切だった。次の相手への集中につながる。ウェストハム戦は結果も内容も良かったし、これから必要なのは“パフォーマンスの一貫性”だ。次は本当に強い相手と戦うことになる。今季のプレミアリーグで良い結果を出しているし、フィジカルも強く、技術も高い。全員がハードワークし、タクティカルにもまとまったチームだ。だからこそ、僕たちは自分たちができることに集中し、再び3ポイントを取りにいく。クリーンシートを目指し、11人で守り、ハードワークすることが重要になる。」
■ クリーンシートへの強い意識について
「調子が悪い期間には、フットボールの基本に立ち返る必要がある。守備が何より重要だ。だからウェストハム戦では、小さな勝利──デュエル勝利、ブロック、シュートを止める、クロスを防ぐといったことをみんなで喜んでいた。サンダーランド戦でも同じように重要になる。それに、僕たちはサポーターの力も必要としている。彼らがこういう瞬間を共に喜んでくれれば、チームはさらに強くなれる。それは今回だけでなく、残りの試合にもつながっていく。」
■ アウェイサポートと、アンフィールドの後押しの必要性
「こういう時期は落ち着くのが難しいし、サポーターのエネルギーが本当に必要になる。時にはプレーがうまくいかない瞬間に、僕たちが最良の反応をできないこともある。失点したり、内容が悪くなった時などね。でも彼らの存在は本当に大きい。サポーターこそ、このクラブが歴史的に成功してきた理由だ。僕たちは彼らを必要としているし、変化を起こしたいという気持ちを示したい。ウェストハム戦では、それをピッチ上の選手も、サポーターも示してくれた。“信じてくれている”という感覚──それを僕たちは感じたいし、彼らが与えてくれるエネルギーは本当に大きい。そして今は、彼らの力が最も必要な時だ。」
■ サンダーランドが今季見せている強さと、警戒すべきポイント
だ「今季のプレミアリーグは全体的にフィジカルが強くなっているし、サンダーランドも良い意味でフィジカルなチームだ。彼らは積極的で、良い形でアグレッシブだ。長い間プレミアリーグから遠ざかっていた分、この舞台でプレーできることにすごく興奮しているし、強い意欲を持って戦ってくる。から僕たちは“簡単な試合になる”なんて絶対に思ってはいけない。プレミアリーグでそんなことは一度もない。全力で戦い、集中し、相手が求める隙を与えない“本当に良いパフォーマンス”と“本当に堅実なパフォーマンス”が必要だ。」
アリソンの言葉から浮かび上がるのは、
“サンダーランド戦はターニングポイントになる” という強い危機感と覚悟だ。
• 「今季最重要の試合」と位置づける集中力
• ウェストハム戦で感じた“原点回帰＝守備とハードワーク”
• 小さなプレー（デュエル・ブロック・クロス対応）を全て称える姿勢
• サポーターの後押しが欠かせないという強いメッセージ
• サンダーランドのフィジカル・意欲・プレミア復帰の勢いを高く評価
過密日程の12月を乗り切るためにも、
アンフィールドで迎えるこの一戦は絶対に落とせない。
守護神アリソンが語る通り、
リバプールは今、勝利への“基本”を積み上げ直す時を迎えている。
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