リバプールは水曜夜、アンフィールドでサンダーランドを迎える。
昇格組ながら13試合でわずか3敗、チェルシーを撃破しアーセナルとも引き分けた強敵だ。
アルネ・スロット監督は試合前会見で、彼らを「強いメンタリティを持つチーム」「11人全員が死ぬほど働く集団」と高く評価し、ジョー・ゴメスの貢献や試合の入り方の重要性についても詳しく語った。
■ サンダーランドがどれほど手強い相手かについて
「ええ、彼らの監督には大きな称賛を贈るべきでしょう。多くの新戦力を加えながら、これほど良いスタートを切ったのですから。
ウェストハムからの帰り道に、チェルシー対アーセナルの試合を見ました。非常にレベルの高い試合で、両チームとも激しく競り合い、全選手が全力で戦っていました。
そのうえで気付いたのは、そのチェルシーをスタンフォード・ブリッジで破り、アーセナルとも引き分けたのがサンダーランドだったということです。
順位表を見れば彼らのこれまでの出来は分かりますが、チェルシーに勝ち、アーセナルと引き分けたという事実は、彼らがどれほど強いチームかを物語っています。」
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■ 直近のボーンマス戦で見せた粘り強さについて
「また、セットプレーが非常に重要だった試合でもあります。
彼らは素晴らしいメンタリティを示しました。しかし、メンタリティだけではありません。
ボールを持っていないときのリスクの取り方、テンポの速いスタイル、そして11人全員が結果を得るために信じられないほどハードワークしている。
チェルシーやアーセナル相手にも同じことをしていました。
チェルシーやアーセナルと戦うとき、11人がこういった働きをしなければ勝つチャンスはありません。だからこそ、彼らはそれを徹底して行うチームであり、昨日見たときも同じ印象でした。今日はさらに深く分析しますが、とてもハードワークするチームで、ボール保持時・非保持時の両方で明確なアイデンティティを持っています。」
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■ ウェストハム戦で出場したジョー・ゴメスについて
「久しぶりのプレーでも以前と同じようにパフォーマンスできるというのは、彼の持つ特別な能力です。
長期間プレーしていなかった選手が再び一定のレベルに戻るのは簡単ではありません。
しかし彼にはそれができる。
さらに彼にとって助けになったのは、ドミニク・ソボスライが多くサポートしていたことです。ジョーは本当に良かったが、ドミニクの助けも大きかった。」
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■ サンダーランド戦で「試合の入り」が重要になる点について
「いつだって重要です。(PSV戦で見られた)ジョルジ・ママルダシュヴィリが足下で長くボールを持っていた場面についてですが、PSVは当初から我々に対してハイプレスを仕掛けていました。
しかし普段ならGKに飛び込んで三角形を作らせないようにするのに、その場面ではそうしませんでした。
ジョルジは誰かが飛んでくると予想していたため、少し長く待ってしまった。しかし、ああした場面は助けにはなりません。
サンダーランドはPSVと似たような特徴を持っています。
PSVは試合の多くで予想外にローブロックを敷いてきましたが、サンダーランドは両方を使い分けます。
ハイプレスをかけてくる時もあれば、11人全員で必死にブロックを作って守る時もある。だから非常に対戦が難しいチームなのです。
試合の入り方が大切というのは一般論としてもそうです。理想は先制点を取ること。両チームともそれを狙っています。
スロット監督の会見から読み取れるのは、
サンダーランドが“昇格組だから簡単”という相手では決してない という強い認識だ。
- チェルシーに勝ち、アーセナルと引き分ける実力
- 11人全員が極めてハードワーク
- 非保持・保持の両面で明確なアイデンティティ
- セットプレーでの粘り強さ
- ハイプレスとローブロックを使い分ける戦術的柔軟性
スロットは「試合の入りが鍵」「理想は先制点」としながらも、“本当に厳しい試合になる” という強い警戒心を隠さなかった。
2リバプールが1月の重要な連戦を勝ち抜くためには、
この言葉通り、明日の試合を最高の入りで迎えられるかがポイントとなる。
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