ユルゲン・クロップが、モハメド・サラーという選手の本質について深く語った。
BBC Sport の1時間特集で、クロップはサラーを「簡単でも難しくもない選手」と表現しつつ、 唯一問題が生まれる瞬間は“出場させない時”だけだ と明かしている。
リヴァプールでサラーより多くの試合に出場したのはフィルミーノだけ。
8年間の関係性からサラーの内面を知り尽くすクロップは、彼が持つ揺るぎない自信と“自分は常に出場する”という強烈なメンタリティこそが、成功の源であり、ときに摩擦も生むと語った。
2024年5月のウェストハム戦でベンチから投入される際に起きた口論、
そして試合後サラーが記者に語った「今喋ったら今日は火事だ」という言葉。
その裏側には、勝利と成長のために互いを押し上げ続けた関係があった。
ユルゲン・クロップ
「彼が扱いやすいとは言わない。でも扱いにくい選手でもない。モー・サラーと問題が起きるのは、“彼がプレーしていない時”か“途中交代させた時”だけだ。」
直近でも例はある。2024年5月のウェストハム戦で、サラーが途中出場しようとした際、2人が言葉を交わし、試合後サラーはメディアに対しこう言い残して取材を断った。
「今喋ったら、今日は“火事”になる。」
クロップ:「サラーは史上最高の一人として記憶されるだろう」
サラーについてさらに語る中で、クロップがエジプト人FWに抱く敬意は明らかだ。その relentless(止まることを知らない)マインドセットが、二人に多くの成功をもたらした。
クロップは続ける。
「誰しも過去に強く影響を受けている――どんな育ち方をしたか、どこで成長したか。モーは幼い頃から、自分は“他の誰より努力しなければならない”ことを理解していた。彼は常に成長し続け、決して止まらない。それが彼のメンタリティだ。」
「毎年夏のオフが終わるたびに、彼は新しいスキルを身につけて戻ってきた。まるで休暇中ずっと、ある特定のパスだけを練習してきたかのようだった。」
「僕らはお互いにプッシュし合って、“絶対に立ち止まらない”ことを確認し合っていた。そして僕らは本当に止まらなかった。あのプレミアリーグ優勝の瞬間が、僕らを一生の絆で結んだんだ。」
そして最後にこう締めくくる。
「彼は、史上最高の一人として記憶されるだろう。」
クロップとサラーの8年間は、互いに妥協を許さない勝者同士のぶつかり合いだった。
ときに火花が散るのは、それだけ本気で向き合ってきた証でもある。
クロップは最後にこう語る。
「彼は史上最高の一人として記憶されるだろう。」
サラーの尽きない向上心、決して止まらないメンタリティ。
そのすべてがリヴァプールの黄金期を形作った。
そして、彼らがともに掲げたプレミアリーグトロフィーは、永遠に二人を結び続ける象徴となった。
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