スロット「責任と団結が結果を生んだ」|インテル戦の価値と、ブライトン戦に求める同じ資質

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リヴァプールのアーネ・スロット監督は、サン・シーロで挙げたインテル戦での1-0勝利を、単なる白星以上の意味を持つ結果だと振り返っている。

チャンピオンズリーグ決勝トーナメント進出へ向けた重要な一歩であると同時に、この勝利は「チームとしての姿勢」と「団結力」を明確に示すものだったという。

限られた戦力、直前の失望、そして厳しいアウェイ環境——。そのすべてを乗り越えた経験を糧に、スロット監督はブライトン戦でも“同じ資質”を示すことを求めている。

アルネ・スロット

「火曜日の夜、私たちはインテル・ミラノを相手に、アウェイで非常に重要な勝利を手にした。結果として重要だったのはもちろん、チャンピオンズリーグの決勝トーナメント進出に向けた希望という意味でも重要だったが、それ以上に、この試合がチームの姿勢を示すものだったという点で価値があった。インテルのホームでの強さを考えれば、どんな状況でも難しい試合になっていたはずだが、数日前にリーズで味わった終盤の失望が、この試合をさらに厳しいものにしていた。それに加えて、プレミアリーグやチャンピオンズリーグの経験を持つフィールドプレーヤーが13人しかいないという状況もあった。もし言い訳を探そうと思えば、そうした状況を理由にすることもできただろう。しかし選手たちは正反対の反応を見せた。彼らは団結し、その場にふさわしい姿勢で立ち向かい、チームとしての強いメンタリティを示すことで、記憶に残る結果を手にした。これで直近4試合は2勝2分となった。これは私たちが目指す基準ではないが、今後につなげるための土台となる結果ではある。同時に、いくつかの局面をもっと上手くマネジメントできていれば、勝ち点はもっと多く得られていたはずだとも分かっている。ここが、私たちが改善しなければならない部分だ。試合ごとの安定感を高め、重要な瞬間をより良くコントロールする必要がある。今季、私たちは随所でクオリティとポテンシャルを示してきた。レアル・マドリードやアトレティコ・マドリードに勝ち、アーセナルやアストン・ヴィラを破った試合は、その代表例だろう。しかし、目標はより安定して勝ち続けることにある。プレミアリーグでの順位を引き上げなければならない。正直に言って、10位という順位はリヴァプールというクラブにふさわしいものではない。確かに今季のリーグは例年以上に競争が激しく、勝ち点差も僅差だ。しかし、それが今の順位を正当化する理由にはならない。私たちはこの状況を変える責任を負っている。だからこそ、サン・シーロでのパフォーマンスを私は非常に誇りに思っている。ピッチの上でも外でも、関わった全員が責任を持ち、リヴァプールが本来の姿を見せるために力を尽くしたからだ。それは、クリスマス直前にもかかわらず大挙して駆けつけてくれたサポーターの皆さんにも当てはまる。私が言っている“団結”とは、まさにこういうことだ。お互いを支える必要があり、そして実際に私たちは支え合うことができた。それは、強力な相手の圧力に耐えなければならなかった時間帯でも、主導権を握り最終的に勝利をつかんだ時間帯でも同じだった。はっきり言っておくが、今日もまったく同じ資質が求められる。ブライトンは現在、得失点差で私たちより上の順位におり、今季すでにいくつも素晴らしい結果を残している。非常にクオリティの高いスカッドを持つチームだ。

この試合にあたり、ファビアン・ヒュルツェラー監督、選手、スタッフ、そしてブライトンの役員・サポーターの皆さんをアンフィールドに歓迎したい。ファビアンは若い監督だが、すでに豊富な経験を持っている。昨季も彼のブライトンと2度対戦しており、非常に厳しい挑戦になることは分かっている。また、これは祝祭シーズン前最後のホームゲームとなるため、すべてのサポーターの皆さんに心からのメッセージを送りたい。クリスマスを祝う方も、そうでない方も、皆さんとご家族にとって特別な時間となることを願っている。困難な時期に皆さんの後押しを体感してきたからこそ、この期間を最大限に活かし、必要な改善を示し続けていきたいと思っている」

  • スロット監督はインテル戦の勝利を「結果以上に内容が重要だった試合」と評価
  • 人数不足や直前の失望にも屈せず、選手たちが示した責任感と団結力を称賛
  • 直近4試合は2勝2分とし、改善の土台はできつつあると前向きに捉える
  • 一方で、重要局面のマネジメントと安定感の欠如が課題だと明言
  • 現在10位という順位については「リヴァプールにふさわしくない」と率直に言及
  • ブライトン戦でも、インテル戦と同じ集中力・連帯感・責任感が必要だと強調
  • サポーターへの感謝とともに、祝祭期間を前にさらなる改善を示す決意を語った

インテル戦で示した“リヴァプールらしさ”を、一過性のものにしてはならない。

スロット監督の言葉通り、ブライトン戦はチームが本当に変わり始めたのかを示す試金石となる。

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