リヴァプールが、ボーンマスのウインガー アントワーヌ・セメンヨ の獲得を1月の移籍市場で本格的に検討していることが明らかになった。
注目すべきは、この動きがモハメド・サラーを巡る現在の騒動とは無関係に、水面下で進められてきた計画だという点だ。
BBC Sportのサミ・モクベル記者によれば、
リヴァプールは早ければ10月の時点で、セメンヨ獲得を「視野に入れた補強候補」として認識していたという。
サラー問題以前から存在していたセメンヨ構想
セメンヨへの関心は、サラーがアーネ・スロット監督やクラブに対して不満を示すよりも前から存在していた。
つまり、今回の動きは「サラー放出ありき」の場当たり的な対応ではない。
当時クラブは、若手ウインガーのリオ・ングモハの成長ルートを確保するため、
新たなウインガー獲得に慎重な姿勢を繰り返し示していた。
それでもなお、内部では
「将来的な選択肢として、セメンヨは常にテーブルにあった」
とされている。
サラーは今年4月に新契約を結び、残り2年契約の初年度を迎えたばかりだったため、
この時点で現在の緊張関係を予測することは難しかった。
クラブは「サラー後」を見据えた準備を進めている
それでもリヴァプールは、
「サラーが去る時に備えたプランを用意する必要がある」
という現実から目を背けていなかった。
そして今、その“もしも”のタイミングが、
早ければ来月にも訪れる可能性が浮上している。
セメンヨには、
1月最初の2週間のみ有効な6500万ポンドの契約解除条項が設定されており、
マンチェスター・シティ、トッテナムも「本気の関心」を示していると伝えられている。
この解除条項の存在が、状況に一気に緊迫感をもたらしている。
なぜリヴァプールは“1月決断”を迫られるのか
セメンヨの解除条項は、
リヴァプールに迅速な決断を求める要因となっている。
モクベル記者は、
サラー売却とセメンヨ獲得を同一ウインドウ内で行うことで、財政面の負担が軽減される
と指摘する。
実際、
- サラーを売却
- その資金でセメンヨを獲得
という形を取れば、
会計年度終了前に収支のバランスを取ることが可能となり、
夏の補強計画への影響を最小限に抑えられる。
これは、クラブ経営の観点から見ても極めて合理的な選択だ。
セメンヨは「背番号11」の長期的後継者候補
セメンヨは、サラーの長期的後継者候補として高く評価されている。
サラーは去就に関わらず、アフリカ・ネーションズカップ出場により
最大8試合を欠場する可能性があり、
ワイドエリアの戦力補強は避けて通れない課題となっている。
理想を言えば、
スロット監督がサラーとセメンヨを同時に起用できる状況が最善だろう。
しかし、
サラーがキャリアのどの段階においても
役割の縮小を受け入れない姿勢を持っていることを踏まえると、
クラブの判断は加速する可能性が高い。
すでに準備は整っている
重要なのは、
リヴァプールがセメンヨ獲得に向けたデューデリジェンス(詳細調査)をすでに終えている
とされている点だ。
これは、
- 突発的な補強ではない
- すでに「動ける状態」にある
ことを意味している。
1月の移籍市場は短く、判断を先延ばしにできる時間は限られている。
サラー問題の行方と並行して、
リヴァプールは静かに、しかし確実に次の一手を準備している。
まとめ
アントワーヌ・セメンヨ獲得の噂は、
サラー騒動を受けた“後追いの話”ではない。
それは、
数カ月前から練られてきた、リヴァプールの中長期的な補強戦略の一部だ。
サラーが残るのか、去るのか。
その結末がどう転んだとしても、
クラブはすでに次の時代を見据えて動いている。
1月、アンフィールドに新たなウインガーが加わるのか。
その決断は、リヴァプールの未来を大きく左右することになる。
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