モハメド・サラーの発言が注目を集めた今月、リヴァプールのロッカールームでは何が起きていたのか。
その内側を明かしたのが、ミッドフィールダーのカーティス・ジョーンズだ。Sky Sportsの取材に応じたジョーンズは、サラー本人がチームに謝罪していたこと、そして現在のチームがすでに前を向いていることを語った。勝利への強い欲求を持つ集団の中で起きた出来事と、その後の変化とは――。
「モーは自分の考えを持つ男だ」
「モーは自分の考えを持つ男で、自分の考えを口にすることができる。彼は僕たちに謝って、『もし誰かに影響を与えたり、嫌な思いをさせていたなら申し訳ない』と言っていた。それが彼という人間なんだ。」
「いつものモーと何も変わらなかった」
「僕が話せるのは、モーを知っている自分の立場から、そして僕たちに対して彼がどう接し、どう振る舞っていたかについてだけだ。その点で言えば、彼はとてもポジティブだった。いつものモーとまったく同じで、顔には大きな笑顔があって、みんなも彼に対してこれまで通りだった。結局のところ、これは勝者でありたいという気持ちの表れの一部だと思うし、彼が最後の一人になるとも思わない。」
「ベンチに満足している方が問題だ」
「やり方にはいろいろあるということは分かっている。でも、もし誰かがベンチに座ることに満足していて、プレーせずにチームを助けようともしないのであれば、そっちのほうがもっと問題だと思う。」
「怒りはすべて良い意味から来ている」
「僕自身も含めて、僕たちが怒りを見せる時というのは、いつだって良い意味から来ている。その瞬間には、正しい形で表に出てこなかったかもしれないけど、チームやスタッフ、監督、そういった誰かに悪影響を与えようとしたことは一度もない。もうその件は乗り越えていて、今はチームとしてうまく噛み合っているし、良いプレーができていて、勝ち始めている。」
カーティス・ジョーンズの言葉から浮かび上がるのは、サラーの発言を単なる問題として片づけるのではなく、「勝ちたい」という強い想いの表れとして受け止めるチームの姿勢だ。
一時的に感情が表に出ることはあっても、その根底にあるのはチームを思う気持ちであり、誰かを傷つける意図ではない。すでに問題は乗り越えられ、リヴァプールは再び一体となってピッチで結果を出し始めている。
ジョーンズが語った通り、今のチームは噛み合い、勝利へと歩みを進めている。
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