リヴァプールのアルネ・スロット監督が、エースストライカーの長期離脱と1月移籍市場を巡る質問に対し、慎重な姿勢を貫いた。
アレクサンダー・イサクが数か月の戦線離脱を余儀なくされる中、アントワーヌ・セメニョ名前が浮上。
しかし指揮官の視線は、あくまで“目の前の2試合”に向けられている。
■ イサクは長期離脱へ
イサクは月曜日、足首の負傷を修復するための手術を受けた。
この負傷には骨折も含まれており、復帰時期は未定。数か月単位での離脱になる見通しだ。
この事態を受け、リヴァプールが1月の移籍市場で新たなFWを獲得するのではないか、という憶測が一気に広がった。
■ セメニョ浮上、6500万ポンド条項
特に注目を集めているのが、ボーンマスのFWアントワーヌ・セメニョだ。
リヴァプールが以前から関心を示している選手であり、6,500万ポンドの契約解除条項を持つことから、有力候補と報じられている。
■ サラー、エリオット…質問は多岐に
火曜日の会見でスロット監督は、以下の点について直接質問を受けた。
- イサク離脱は1月のFW補強計画に影響するのか
- モハメド・サラーを引き留める考えはあるのか
- ヴィラで不遇なレンタル期間を過ごしているエリオットを呼び戻す可能性はあるのか
だが、指揮官はこれらすべてに対して、明確な答えを避けた。
■ スロット監督の回答
「私の最初で、そして唯一の考えは、これからの2試合のことだ。またしても難しい2試合だが、どちらもホームゲームというのは本当にありがたい。だからこそ、今起用できる選手たちが、これまで何度もやってきたように、袖をまくり上げて戦う時だと思っている。それは選手だけでなく、ファンも同じだ。これからの2試合で望む結果を得るために、可能な限り最高の形で助けてほしい。起用できる選手たちは持てるすべてを出し切る必要があるし、ファンもいつも通り、そして今回もそうしてくれると期待している。その力で我々を助けてほしい。私のフォーカスは、そこにある」
■ アンフィールドでの重要な2連戦
スロット監督が言及した“次の2試合”は、いずれもアンフィールドで行われる。
- ウルヴス戦(12月27日)
- リーズ・ユナイテッド戦(1月1日)
負傷者を抱える中で迎える年末年始の連戦は、今季の流れを左右する重要な局面となる。
イサクの長期離脱により、移籍市場を巡る議論は避けられない状況となった。
しかしスロット監督は、補強や去就といった“未来の話”よりも、今いる戦力で結果を出すことに集中している。
「袖をまくり上げる」選手たちと、いつも通り背中を押すサポーター。
その結束こそが、指揮官の言葉通り、今のリヴァプールにとって最大の武器なのかもしれない。
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