リヴァプールのアルネ・スロット監督は、負傷から復帰したを手放しで称賛した。
復帰後2試合連続でアシストを記録した右サイドバックは、低い守備ブロックを崩すうえで「極めて重要な存在」だと評価されている。
■ 復帰即結果、2試合連続アシスト
フリンポンはトッテナム戦で途中出場し、ウーゴ・エキティケの決勝ゴールをアシスト。
続くウルヴス戦では、約2か月ぶりの先発で再びアシストを記録した。
その場面は圧巻だった。
オランダ代表DFは驚異的なスピードで相手を置き去りにし、タッチライン際まで一気に持ち上がると、折り返しのクロス。
これをライアン・フラーフェンベルフが冷静にゴール右下へ流し込んだ。
この一撃は、この試合におけるリヴァプール最初の枠内シュートでもあった。
相手の堅い低ブロックに苦しむ中、個の力でこじ開けたゴールだった。
■ スロット監督「スピードは現代フットボールで不可欠」
試合後の記者会見で、スロット監督はフリンポンの価値を明確に語った。
「彼がフィットしていれば、間違いなく我々の助けになる。先週はトッテナム戦でアシストし、今日はウルヴス戦で素晴らしいアシストをした。彼の武器はスピードだ。それは現代フットボールにおいて、とても重要で、極めて不可欠なものだ。低いブロックで多くの人数をかけて守る相手に対して、通常はセットプレーでこじ開けることが多いが、それは我々の最大の強みではない。だからこそ、彼のようなスピードを持つ選手が使えることが重要なんだ」
■ 「あのゴールは純粋な個の力」
スロット監督は、ウルヴス戦の先制点を振り返り、こう続けた。
「最初のゴールは、完全に個人の能力だった。速く、鋭く、そして折り返しのクロスもちろん、味方のポジショニングも良かった。だが、あのスピードこそが、私が夏にチームへもたらしたかったものだ。ウーゴ(エキティケ)もそうだし、ジェレミーも、アレックスもそうだった。残念ながら、使った資金すべてを、まだ十分にピッチ上で活かせてはいないけどね」
■ 夏の補強と“使えなかった現実”
フリンポンは、リヴァプールにとって忙しい夏の補強の第一号だった。
大きな期待を集めたものの、ここまでは負傷の影響もあり、
本来の力を継続的に発揮できた選手は限られている。
現状で期待通りの活躍を見せているのは、エキティケ、そして最近ではヴィルツくらいだ。
スロット監督は、この点についても率直に語っている。
「昨夏に使った金額については、私も含めて多くの人が話題にしてきた。だが、どれだけ売却したかについては、誰も語らない。そして獲得した選手の中で、アレックスは十分なプレー時間を得られず、レオーニは初戦後に負傷し、フリンポンもほとんどプレーできていなかった。我々は、連れてきた選手たちを常に使える状況ではなかった。ジェレミーは、その最たる例だ」
フリンポンの復帰は、単なる戦力復帰以上の意味を持つ。
それは、リヴァプールが最も苦しむ“低ブロック攻略”に対する明確な解答だ。
スピードという武器、個で局面を打開できる力。
スロット監督が夏に求めたピースが、ようやく揃い始めている。
フリンポンが再びコンディションを維持できるか――
それは今後のリヴァプールの攻撃力を大きく左右する要素となるだろう。
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