リヴァプールの中盤に、少しずつ安定感が戻りつつある。
その要因の一つが、カーティス・ジョーンズの復帰だ。
ライアン・フラーフェンベルフは、ジョーンズが自分のプレーをどのように補完してくれているのかを語り、現在の中盤バランスについて率直な見解を明かしている。
役割の変化と露呈した課題
フラーフェンベルフは、リヴァプールがタイトルを獲得したシーズンにおいて、チーム屈指のパフォーマーの一人だった。
今季も極端に調子を落としているわけではないが、チーム全体が抱える停滞感の中に身を置いてきたのも事実だ。
今季の彼は、アンカーとして構えるよりも、ボールを追い越して前へ出ていく役割を担う時間が増えている。
これは個人の特長を生かす一方で、中盤にスペースが生まれ、リヴァプールが守備的に露出する場面を増やす要因にもなっていた。
ジョーンズ復帰がもたらした安心感
そこに戻ってきたのが、ジョーンズだ。
彼が中盤でスペースを埋めることで、フラーフェンベルフはより前向きにプレーできるようになっている。
All Red Video の取材でフラーフェンベルフは次のように語っている。
「ええ、もちろんです。カーティスのことはよく分かっています。彼は後方からボールを受けてドリブルで運ぶのが好きです。本当に落ち着いていて、ほとんどボールを失わない。だから一緒にプレーしていて本当にやりやすいですし、前にボールを運ぶ自信を与えてくれます」
“ボールを失わない存在”がそばにいることが、
フラーフェンベルフの積極性を引き出している。
それでも残る「試合の締め方」という課題
中盤の機能性は改善されつつあるが、リヴァプールには依然として明確な課題が残っている。
それがリードを守り切る力だ。
ウルブス戦の後半、FotMobによると、プレミアリーグ最下位に沈む相手が、リヴァプールの2倍以上のxG(期待得点)を記録していた。
この点について、グラフェンベルフは非常に冷静だ。
「後半は、もう少し良くできたと思います。たくさん試合をしていて選手が疲れてくるのは確かですが、疲れている時こそ、常に前へ行くのではなく、ボールを保持しなければいけないと思います。もっと上手くボールを回して、相手を走らせれば、相手の方が疲れてきます。そこから正しいタイミングを見つけるべきでした。今回はそれができませんでしたが、引き続き取り組んでいかなければいけません」
経験に裏打ちされた、現実的な自己分析だ。
ゴールと、ジョタへの敬意
この試合で先制点を挙げたのも、グラフェンベルフだった。
アンフィールドでGKジョゼ・サを冷静に破り、リヴァプールに流れを引き寄せた。
ゴール後、彼が見せたのは、元チームメイトへの敬意だった。
ディオゴ・ジョタの代名詞である“シャーク・セレブレーション”を披露したのだ。
「彼はリヴァプールでも、そしてウルブスでもプレーしていました。イングランドでは、この2クラブが彼の所属チームでした。彼の子どもたちがマスコットとして来てくれたのも良かったです。だから今日は、彼に何かを返したかった。そして、僕たちが勝ち点3を取れたことを、彼も喜んでくれているといいですね」
- フラーフェンベルフはジョーンズ復帰による安心感を強調
- 中盤の役割分担が明確になりつつある
- それでも「試合を締める力」は依然として課題
- 先制点と、ジョタへの敬意が象徴的だった一戦
ジョーンズという“安定装置”を得たことで、
フラーフェンベルフは本来の積極性を取り戻しつつある。
中盤の完成度が、リヴァプールの今後を左右する。
その変化は、すでにピッチ上に表れ始めている。
参照↓
https://video.liverpoolfc.com/video/e995e550-0614-4f07-95f9-633c8fdb3263

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