スコアは4-1。結果だけを見れば、リヴァプールは危なげなくFAカップ4回戦へと駒を進めた。
しかし、アルネ・スロット監督の目に映ったのは、単なる快勝ではなかった。
低いブロックをどう崩すか。
2-0の試合を、なぜ再び難しくしてしまうのか。
若き才能をどう育て、限られた戦力で過密日程をどう乗り切るのか。
バーンズリー戦は、
“勝利”と同時に、今季のリヴァプールが抱える本質的なテーマを浮き彫りにした一戦だった。
試合全体について
「良い勝利だった。パフォーマンスというより結果だね。次のラウンドに進みたかった、それを達成できた。美しいゴールが4つあった。低いブロックを崩すのは、世界中のどのチームにとっても簡単ではない。セットプレー、ミドルシュート、1対1――今日はミドルシュートと、フリンポンの1対1があった。そして3点目は、カーティス、ウーゴ、フロの個人技から生まれた。良いゴールだったよ。」
「仕事をやり遂げたか、それとももっと求めたか」
「どのホームゲームでも同じだ。赤いシャツのチームがずっとボールを保持しているのを見ることになる。」
ソボスライのミスについて
「その瞬間、ハーフタイムに向けて多くのことを考えたが、より流動的に、テンポを上げ、チャンスを作る方法を伝えることを選んだ。一般論としてだが、2-0で問題がない展開の中で、私たちは何度も簡単な失点をしてきた。今回のものは、その中でも特に目立つ“簡単で雑な失点”だった。」
こうしたミスが足を引っ張っているか
「2-0でリードしている時に失点するのは助けにならない。通常、2-0なら相手は諦めかける。だが簡単な失点をすると、相手は“またできるかもしれない”と思う。今季、何度も同じことをしてきた。」
ペナルティの場面について
「VARがない試合だった。聞いた話ではペナルティではなかった。ドミニクはボールを取っていた。アーセナル戦では、あれ以上にペナルティに近い場面が2度あったが、私はその結果も受け入れたし、今日の結果も受け入れる。」
リオ・ングモハの状態
「おそらく、そして間違いなく痙攣だろう。17歳にとって、プレミアリーグで90分戦うのがどれだけ大変かを示している。それでも17歳がこれだけリヴァプールでプレーしているのは素晴らしいことだ。いずれ90分戦える選手に育てたい。」
ベンチから主力を投入できた重要性
「どのチームにとっても層の厚さは重要だ。今日は多くの主力を使った。FAカップを本気で考えているからだ。実際、今日は多くのファーストチームの選手が必要だった。」
バーンズリーの粘りについて
「彼らは誇りに思っていい。普段は4-3-3だが、今日は5バックで来た。それは理解できるし、私でも同じ選択をしただろう。84分まで試合に食らいついた。称賛に値する。」
簡単なミスで試合を難しくしてしまうことへの苛立ち
「もちろんある。今夜は6万人のファンが来てくれた。もっと早く楽にさせてあげたかったが、そうはならなかった。ボールは保持したが、もっとチャンスを作らなければならない。」
コナー・ブラッドリーの負傷について
「彼にとっても、私たちにとっても大きな打撃だ。彼は“今季こそ自分のシーズンだ”と思っていたし、私もそう思っていた。6~8試合しか出られないかもしれないというのは本当に大きな痛手だ。今月は9試合ある中で、使えるDFは6人。適切にマネジメントしなければならない。それでも、我々が11試合無敗で来ているのは、フィットしている選手たちの努力のおかげだ。」
スロットの言葉が示しているのは、
この4-1という結果が「満足」ではなく、「出発点」にすぎないという現実だ。
- 低い守備ブロックを崩す難しさ
- 2-0の試合を自ら不安定にしてしまう“簡単な失点”
- 17歳ングモハの成長と、プレミアレベルの厳しさ
- ブラッドリーの重傷がもたらす、現実的な戦力問題
- それでも11試合無敗を続けるチームの粘り強さ
スロットは勝利を喜びながらも、
「もっと楽に勝てる試合にしなければならない」とはっきり語った。
この夜は、
“勝ったから良かった”で終わらせてはいけない試合だった。
FAカップの道は続く。
そしてその先で本当に問われるのは、
リヴァプールが“同じ過ちを繰り返さないチーム”へと進化できるかどうかなのかもしれない。
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