ドミニク・ソボスライは、今季ここまでリヴァプールの中で最も輝く存在の一人だ。
その活躍ぶりに、クラブの象徴であり、かつて背番号8を背負ったスティーブン・ジェラードが、彼に“次の段階”へ進むための助言を送った。
今季、リヴァプールでソボスライより多くの出場時間を記録しているのは、フィルジル・ファン・ダイクただ一人。
複数の役割をこなせる万能性により、25歳のハンガリー代表MFは、アーネ・スロットにとって欠かせない存在となっている。
シーズンを通して安定感を保つ数少ない選手の一人であり、マルセイユ戦で決めたフリーキックにより、クラブでの自己最多得点(8ゴール)まで、あと1点に迫った。
しかし、その順調な歩みの中で、バーンズリー戦ではやや“自信過剰”とも映る場面が見られた。
ジェラードは、ソボスライが真のワールドクラスに到達するためには、「謙虚さ」を忘れないことが重要だと語っている。
「もし彼が謙虚であり続け、自分のゲームに取り組み続けるなら。成長したい、上達したい、良くなりたいという気持ちを持ち続けるなら、人はどんな年齢でも、常に良くなれる。謙虚であり、正しいやり方で努力を続ければ、彼はもう一段階上のレベルに行ける。才能は間違いなくあるし、周囲には彼をさらに成長させてくれる人たちがいるはずだ。ただ、少し謙虚でい続ける必要がある。ここ数週間、6ヤードでのヒールや、PKを力任せに蹴り込む場面など、少し“エゴ”が見え始めているからね」
さらにジェラードは、ソボスライが持つ“可能性”についても力強く断言した。
「彼にはワールドクラスになれるレベルがある。今季のいくつかの試合で、それができる選手だということを示してきたし、今が彼にとって最も安定している時期だ。エネルギーに満ち、ボールを持っていない時も素晴らしい。もし彼が自分を次のレベルへ押し上げなかったとしたら、それは本当にもったいない。
その可能性は、間違いなく彼の中にある」
マルセイユ戦後、ジェラードはあのフリーキックについても詳しく語った。
特に印象的だったのは、キック前の“やり取り”だという。
「彼は自信に満ち溢れている。が好きだったのは、蹴る前の場面だ。サラーが耳元で話している中で、彼は顔を隠して『これは右利きのキックだ。俺が蹴る』というように振る舞っていた。リヴァプール史上、長い間で最も象徴的な選手の一人であるサラーの言葉を、彼は一切聞かなかったんだ。だから、彼の自信は大好きだ。自分を信じているところも素晴らしい」
さらにジェラードは、あの一撃が“偶然”ではなかったことにも触れている。
「あれは数日前からトレーニンググラウンドで準備されていたものだ。彼は分析担当のところへ行き、相手の壁がジャンプし、誰も寝そべらないことを知っていた。そう考えると、実は“簡単な”フリーキックだったんだ。多くの選手は、サラーが『蹴りたい』と主張してきたら身を引くだろう。でもドミニク・ソボスライは『ありえない』と言わんばかりに、まったく気にしなかった。その姿勢が、僕は大好きだ」
ソボスライに“自信”が欠けていることは決してない。
だが、ジェラードが語るように、その自信を「謙虚さ」と結びつけた時、彼は“主力選手”から“ワールドクラス”へと進化する。
いま、アンフィールドの背番号8は、かつての伝説から“次の段階への鍵”を手渡された。
その助言を胸に、ソボスライがどこまで到達するのか──。
リヴァプールの未来は、ますます楽しみになってきた。
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