アーネ・スロット監督は、「ロー・ブロックの話はやめるべきだ」と語ったスティーブン・ジェラードの助言に対し、その意見に同意しつつ、冗談交じりに“復帰”を呼びかける形で応じた。
水曜夜、ジェラードは多くのリヴァプールファンの思いを代弁するように、こう語っていた。
「彼は、ロー・ブロックの話をやめる必要がある」
スロットにとって“ロー・ブロック”は、今季を通して繰り返し口にしてきたキーワードだ。しかし、TNT Sportsでジェラードは、
「ロー・ブロックは、私がプレーしていた頃から、そしてそれよりもずっと前から、リヴァプールに対して使われてきた。それが現実なんだ」
と指摘。
要するに、「問題であることは事実だが、それは昔から変わらない。だからこそ、リヴァプールは“解決策”を見つけなければならない」というメッセージだった。
この発言について、Sky Sportsのインタビューで問われたスロットは、45歳のレジェンドの言葉を素直に受け止め、笑顔でこう語った。
「スティーブン・ジェラードは、これまでも、そして今も、リヴァプール・フットボールクラブに対してとてもポジティブだ。彼はこのクラブを本当に大切にしている。そして、私がロー・ブロックについてよく話している、という点については、彼の言う通りだと思う。なぜなら、私たちは実際に多くのロー・ブロックと対峙しているからだ。試合後に“この試合をどう見たか”と聞かれれば、私はロー・ブロックについて説明しなければならない。もちろん、“時間稼ぎのサッカー”など、別の言葉で表現することもできるけどね。スティーブンは、自分がプレーしていた頃も同じ状況だったと言っていた。そして彼こそ、そのクオリティによってロー・ブロックを打ち破れる選手の一人だったと思う」
さらにスロットは、彼らしいユーモアでこう続けた。
「以前、“現役で最高の得点者が欲しいならモハメド・サラーを見るしかない。イアン・ラッシュはもう現役じゃないからね”と話したことがある。もしかしたら、スティーブンに戻ってきてもらうよう説得できるかもしれない。30ヤードのミドルシュートがあれば、ロー・ブロックは確実に崩せるからね!」
そして、最後には自らを省みるようにこう締めくくった。
だ「でも、彼の言う通りだ。この話題については、もう十分語られているし、もしかしたら私は別の言い方を探すか、あるいはもう話さない方がいいのかもしれない。だって、もうみんな分かっていることだからね。私たちは前に進むだけだ。そして、もしかしたらもうロー・ブロックに直面しないかもしれない。それも一つの可能性だ。なぜなら、ボーンマスは常にとてもインテンシティの高いチームだからね」
ジェラードの率直な言葉を、否定するのではなく、受け入れ、笑いに変えたスロット。
そこには、批判を“敵”とせず、クラブへの愛として受け止める懐の深さがあった。
ロー・ブロックは、これからも立ちはだかる。
だが、指揮官はもうそれを嘆くより、「どう壊すか」に目を向けている。
そして、もし本当に30ヤードの一撃が必要なら──
アンフィールドの伝説は、いつでも帰ってきてくれるのかもしれない。
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