チャンピオンズリーグでの大勝と、プレミアリーグでの不安定さ。
相反する現状の中で、フィルジル・ファン・ダイクが語った言葉は、今のリヴァプールのすべてを物語っていた。
水曜日、カラバフに6-0で勝利し、アルネ・スロット体制下で最大得点差の勝利を収めたリヴァプール。しかしその一方で、プレミアリーグではボーンマス戦でまたも終盤失点を喫し、今季7敗目。批判の声は確実に大きくなっている。
そんな状況で、主将は真正面から語った。
「誰が将来のためにプレーしているのかは分からない。でも現実として、契約が残り少ない選手もいれば、僕のようにまだ1年契約が残っている選手もいる。シーズンがどう終わるかを見るだけだ。これは“仕事を守るためにプレーする”という話ではない。僕らには非常に優れた選手がいるし、水曜日の試合がそれを示していた」
ニューカッスル戦を前に、彼が最も強調したのは「雑音」の存在だった。
「週末はまた全く違う試合になる。でも僕たちはやらなければならないし、ボーンマスでの失望の夜に対するリアクションを見せなければならない。あの試合の後、多くの雑音が僕たちに向けられた。それは当然のことでもある。でも簡単なことではない」
「プレミアリーグを戦う力がない」という声に対しても、動揺はない。
「誰がそんなことを言ったのかは知らないし、推測もしない。誰だって好きなことを言えるからね。今の問題は一貫性がないことだ。今シーズン、良いパフォーマンスを十分に積み重ねられていない。それは僕たちが改善しなければならない部分だ。でもプレミアリーグの要求に対応できるだけの力はあると信じている」
批判との向き合い方についても、主将は極めて冷静だった。
「人それぞれ批判への対処法は違う。僕は僕なりのやり方で向き合っている。いろいろ思うことはあるけど、それは今は自分の中に留めておく。僕が感じているのは“責任”だけだ。家に帰った時、ボーンマス戦の後は本当に失望したし、自分にも大きな責任を感じた。でも僕の責任は立て直すことだ。最高の自分を見せること。それが皆が僕に期待していることだから」
若手が増える現状についても触れた。
「今日のチームを見れば分かるように、僕たちは創造性を求められているし、若手がこのステップを踏み出そうとしている。いろんな要素が混ざっているが、前に進み続けるしかない」
そして、現代フットボールの難しさをこう表現した。
「若い選手にとっては、これからもっと難しい時代になる。すべてが拡大される時代だから、ミスも許されない。昔は良いことも悪いことも含めて楽しさがあった。でも今は違う。だからこそ、自分の経験を伝えていきたいと思っている」
最後に、彼はこう締めくくった。
「批判を燃料にする必要はない。クラブ、仲間、チームのために最高のパフォーマンスを出す責任があるだけだ。僕は人間だし、他の選手たちも同じ。うまくいかない時期があるのは当然だ。でも僕たちは前に進み続ける」
アンフィールドで迎えるニューカッスル戦。
ファン・ダイクの言葉が示すのはただ一つ。
将来ではない。言い訳でもない。必要なのは、次の90分で示すこと。
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