モハメド・サラーの名前が、再びリヴァプールの中心で議論の的になっている。
理由はゴールでもアシストでもない。
「彼が、これからもスタメンであり続けるのか」という問いだ。
12月初旬、アルネ・スロットのもとで3試合連続ベンチスタートとなったサラーは、「自分がスケープゴートにされている」「監督との関係はない」と発言し、大きな波紋を呼んだ。
その後、チャンピオンズリーグのインテル戦ではメンバー外に。だが、チームメイトに謝罪し、スロットとも話し合いの場を持ったことで状況は改善。アフリカネイションズカップから戻って以降の4試合すべてで先発出場を果たしている。
そして週末のニューカッスル戦では、フロリアン・ヴィルツのゴールをアシスト。
これにより、アンフィールドでのプレミアリーグ通算ゴール関与数は152に到達し、単一スタジアムでの史上最多記録を打ち立てた。
それでも、33歳となったサラーの未来に対する見方は変わりつつある。
元リヴァプールFWフェルナンド・モリエンテスは、サラーが来季も重要な役割を担うとしながらも、その役割はこれまでとは異なるものになる可能性を示唆した。
彼が例に挙げたのは、アトレティコ・マドリードのアントワーヌ・グリーズマン。
毎試合スタメンではないが、チームにとって不可欠な存在として機能している選手だ。
モリエンテスはこう語る。
「今リヴァプールに起きていることは、レアル・マドリードに起きていることと似ている。結果が思うように出ていない。リヴァプールは勝つことに慣れていて、その最大のスターがサラーだ。
ただ、サラーも年齢を重ねている。そして新しい選手たちが台頭してくる。
それでも、彼がこのクラブに与えてきた影響力、得点力、リーダーシップは、ほとんどの選手が到達できない領域にある。
彼はまだ影響を与えられる。ただ、以前ほどではないかもしれない。
だが、レジェンドが新しい役割を受け入れることで、さらに価値を持つケースは多い。サラーもその一人になれる」
さらにモリエンテスは、サラーがその役割を受け入れられるかどうかが鍵だと続けた。
「もし彼がその役割を受け入れれば、リヴァプールにとって依然として重要な存在であり続けるだろう。
ただ、彼自身がそれに満足できるのか、それとも再び“リーダー”としてプレーできる別のプロジェクトを探すのかは分からない」
リヴァプールは今夏、攻撃陣の再構築に巨額を投じた。
アレクサンダー・イサク、フロリアン・ヴィルツ、ユーゴ・エキティケを加えたことで、前線の序列は確実に変わり始めている。
モリエンテスは、この大型補強がすぐに機能しなかったことについても言及する。
「お金をかければ、すぐにチームが機能するわけではない。
フットボールは予測不可能で、時には多く使えば使うほど、得られるものが少なくなることもある。
彼らはまだ適応できていないし、グループとしても噛み合っていない。だから今リヴァプールは苦しんでいる。
私は彼らをプレミアリーグ優勝やチャンピオンズリーグの本命とは見ていない。
ただし、彼らには他のクラブにはない“才能”がある。その補強が、ある瞬間に爆発し、流れを一変させる可能性はある」
サラーは、リヴァプールの歴史において間違いなく“主役”だった。
だが、これからは“象徴”としてチームに残る道もある。
その道を彼が選ぶのか。
それとも、新たな舞台を求めるのか。
リヴァプールの未来とともに、サラー自身の決断にも注目が集まっている。
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