プレミアリーグ終盤戦に差しかかり、試合の重みは増している。
その中でリヴァプールが迎えるマンチェスター・シティ戦は、単なる一試合ではない。
アルネ・スロットが語ったのは、結果の重要性だけではなかった。
シティという相手を通して「このチームがどこまで成長したのかを確かめる機会」だという。
ニューカッスル戦の勝利、ヴィルツの成長、ケルケズの進化。
チームは確実に前へ進んでいるが、スロットは冷静に現状を分析している。
「フットボールの内容はずっと悪くなかった。問題は両方のボックスだった」
その言葉は、今のリヴァプールの本質を表している。
マンチェスター・シティ戦について
「まず思い出すのは、アウェーで対戦した試合の前半、かなりの時間で完全に圧倒されたということだ。45分すべてではないが、かなりの時間帯でそうだった。これは、このチームがどこまで成長しているのかを確かめる、また一つの機会になる。もちろん、日曜日の結果がどれほど重要かも分かっているが、それは今週末プレミアリーグで戦う20チームすべてに言えることだ。シーズン終盤に入っていて、結果の重要性はますます大きくなっている。シティは非常に良いチームだ。彼らは昨日、ニューカッスルに勝ったが、その試合では主力を多く使っていなかった。それと、我々が彼らと戦った試合を合わせて考えれば、シティがいまも、そしてこれからも、どれほど強いチームであるかが分かるだろう。」
ニューカッスル戦は今季最高のパフォーマンスだったか
「いや、正直に言って、あれよりも良い試合はいくつもあったと思う。最後の1時間は良かったが、最初の30分は我々の望むものではなかった。データを見れば分かるが、最初の30分はプレー時間自体が少なかった。セットプレーが多く、時間が取られて、流れやテンポを作るのが難しかった。最後の1時間は良かったが、私にとってはベストではない。これまでにも非常に良いフットボールをした試合は多くあった。ただ残念ながら、両方のボックスで良いプレーができないことが多かった。直近2試合は両方のボックスで良くなったので、フットボール自体も良く見えるようになった。だが、フットボールの内容そのものは、私に言わせれば95%の時間で“十分以上”のレベルにあった。問題は両方のボックスで、そこが95%の時間で不十分だった。それが直近2試合では改善され、パフォーマンスだけでなく結果も変わってきた。」
ニューカッスル戦で良かった点
「多くの要素の組み合わせだ。ボールを持っていない時のプレーが非常に良かった。3点目はハイプレスから生まれたし、トランジションも良かった。個々のパフォーマンスもどんどん良くなっている。選手たちはよりフィットしてきて、プレミアリーグとチャンピオンズリーグの試合数にも適応してきている。そして今週も7日間で3試合を戦うことになる。しかも簡単な試合ではない。FAカップも簡単な組み合わせではなかった。7日間で3つの強い相手と戦う。それが今週のもう一つの挑戦だ。」
ヴィルツの好調について
「まず第一に、それは選手自身の功績だ。彼はピッチだけでなくジムでも努力している。監督としては、たとえシーズン序盤に少しフィジカル的に苦しんでいても、使い続ける必要がある。それが選手が成長する唯一の方法だからだ。彼はボールを持った時の能力は最初から特別だったので、そこはそれほど変わっていない。ただ、チームメイトとの連携は良くなったと思う。一緒にプレーする時間が増えれば当然そうなる。だが、私が一番大きな改善を見ているのは、ボールを持っていない時のプレーだ。プレミアリーグは、ボールを持っている時だけでなく、持っていない時も重要だからだ。」
カーティス・ジョーンズの役割について
「見ての通り、彼は多くの時間をプレーしている。すべてではないが、かなりプレーしている。不運なのは、中盤だけがほとんど負傷者が出なかったラインだったということだ。それでも彼は多くの時間をプレーしているし、中盤の選手は他のポジションでも必要になる。そうなると中盤の人数はすぐに足りなくなる。だから彼を残したし、彼の立場は変わっていない。今、我々は長期的に使えるフィールドプレーヤーが16人しかいない。そこに若い選手も含まれている。その状況で誰かを放出するのはおかしいだろう。」
ケルケズの成長について
「チームメイトと長く一緒にプレーすれば、こういう成長が起きる。たとえ試合の中で良くない瞬間があっても、使い続けることが重要だ。若い選手には普通のことだからだ。我々は彼のポテンシャルを見て獲得したし、使い続ければそれが見えてくると分かっていた。ただ、彼にとってプレミアリーグとチャンピオンズリーグを同時に戦うのは初めてだった。だからロバートソンがチームにいてくれることも重要だ。ミロシュは、まだベストがこれからの選手だ。そしてすでに今季、成長を見せている。」
スロットが繰り返し語ったのは、「成長」と「継続」だった。
若い選手は使い続けることで伸び、チームは時間をかけて完成していく。
ヴィルツも、ケルケズも、その過程の中にいる。
そしてリヴァプールというチーム自体も、まだ発展の途中にある。
だからこそ、シティ戦はただのビッグマッチではない。
それは、今のリヴァプールがどこに立っているのかを示す試合になる。
結果はもちろん重要だ。
だがそれ以上に、このチームがどんな姿を見せるのか――。
その90分が、次のシーズン、そしてその先の未来を占うことになる。
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