リヴァプールはチャンピオンズリーグ決勝トーナメントに向けた登録メンバーを提出したが、負傷離脱したコナー・ブラッドリーの代替選手を登録することはできなかった。
その理由はUEFAの登録規定にある。クラブはスカッドの変更を望めた状況にもかかわらず、ホームグロウン枠の制約によって実質的に選択肢が限られていた。
ブラッドリーは今季絶望、CLにも出場できず
ブラッドリーは深刻な膝の負傷により今シーズン残りを欠場することが決まっており、ジョバンニ・レオーニ、アレクサンダー・イサクとともに長期離脱者となっている。
これにより右サイドバックは、リヴァプールのチャンピオンズリーグの戦いに関与できなくなった。クラブにとっては来季CL出場権を確保するための重要な時期であり、大きな痛手となる。
メンバー変更なしの理由は「ホームグロウン規定」
リヴァプールはラウンド16を前に登録メンバーを提出したが、アルネ・スロット監督が使えるスカッドに変更はなかった。
これはホームグロウン選手の人数に関する規定が理由だ。
25人の登録を行う場合、クラブは少なくとも8人のローカルトレーニング選手を含める必要がある。
さらにそのうち4人はクラブ育成選手でなければならない。
しかしリヴァプールにはローカルトレーニング選手が5人しかおらず、そのうち3人がクラブ育成選手という状況だった。
ブラッドリーを外して別の選手を登録する余裕がなかったのである。
ラムゼイを登録できなかった理由
ブラッドリーの代替として最も現実的だったのはカルヴィン・ラムゼイだった。
しかしラムゼイは育成年代の大半をスコットランドで過ごしており、UEFAが定める「クラブ育成」または「協会育成」の条件を満たしていない。
UEFAの規定では、
15歳から21歳の間に3年間クラブまたは同一協会に登録されていることが必要となる。
ラムゼイはこの条件を満たしていないため、登録する場合は外国籍選手枠を使用する必要があった。
キエーザの例とイサクを外さなかった判断
スロット監督はすでに外国籍枠の問題でフェデリコ・キエーザを一度登録外としていたが、レオーニの負傷により枠が空き、後に登録が可能となった経緯がある。
しかし今回、ラムゼイを登録するにはアレクサンダー・イサクを外す必要があった。
クラブはイサクの復帰と大会終盤での起用を期待しているとみられ、この選択は取られなかった。
またラムゼイは現実的には緊急時の控えにとどまる可能性が高く、優先順位は低かったと考えられる。
リストBの選手も即戦力にはならず
リヴァプールはリストBで21歳以下の選手を登録することは可能だが、条件は「少なくとも2年間クラブに所属していること」。
冬に加入したノア・アデコヤ、モル・タラ・ンディアイはこの条件を満たしておらず、リオ・ングモハ、アルミン・ペチ、ウィル・ライトも同様に対象外となる。
つまり守備陣の補強は、現有戦力で乗り切るしかない状況となっている。
ノックアウトステージを前に、リヴァプールは思わぬ形でスカッドの自由度を失うことになった。
ブラッドリーの離脱という痛手に加え、UEFAの規定が補強の選択肢を制限する形となったが、チームは限られた戦力で戦い抜かなければならない。
チャンピオンズリーグの舞台で結果を残すため、スロットのチームには総合力と適応力がこれまで以上に求められることになる。
参照↓

コメント