リヴァプールはプレミアリーグでサンダーランドに1-0で勝利した。
決勝点は後半、モハメド・サラーのコーナーキックをヴァージル・ファン・ダイクがヘディングで合わせて生まれた。
この結果により、リヴァプールは今季リーグ戦で初めてスタジアム・オブ・ライトから勝利して帰るチームとなった。
試合後、アルネ・スロット監督がメディアの取材に応じ、試合内容や選手たちのパフォーマンスについて語っている。
「まったく苦しい試合とは感じなかった」
試合の難しさやコンディションについて問われ、スロットは次のように語った。
「まったく苦しい試合だったとは感じていない。むしろ、私たちはまた本当に、本当に、本当に良いプレーをしたと思う。私たちが直面したのは天候ではなくサンダーランドだった。彼らは今夜までホームで無敗だったし、良いチームで、良い監督がいて、対戦するのが難しいスタイルを持っている。ホームで対戦したときも分かっていたが、ロングボールが多く、チャンネルへのボールも多い。それに対して我々は非常にうまく対応できたと思う。セカンドボールのコントロールもとても良かったし、そこから良いフットボールを展開できた。最近ますます慣れてきていることだが、今夜も多くのチャンスを外してしまった。ただし、これまで昇格組や格下相手の試合と違ったのは、セットプレーから得点できたことだ。普段は逆に失点することが多いが、今夜は得点できた。それがこの試合の違いだった。」
「敗戦後の反応は驚きではない」
マンチェスター・シティ戦の敗戦からの立ち直りについてはこう語った。
「それは今季を見ていれば誰にとっても驚きではないと思う。私たちは多くの挫折や失望を経験してきたし、ピッチ上で優れていながら結果を得られなかった試合も多かった。それでも3日後にはまた良いプレーを見せてきた。必ずしも結果には結びつかなかったが、ピッチ上で優れたチームであることは示してきた。今夜もそうだったと思う。2日しか休みがなく、アウェーで、雨だけでなくピッチも重いという難しい状況だった。回復時間が相手より1日少ないと影響が出ることもあるが、今日はそれを感じなかった。97分間を通して非常に良いパフォーマンスだった。」
ヴィルツについて
フロリアン・ヴィルツのプレーについて、スロットは次のように評価した。
「彼が良かったのは今回が初めてではない。ただ最近は、良いプレーをするとゴールやアシストにも絡んでいた。今日は非常に近かったし、彼のクオリティを考えればスコアシートに名前があってもおかしくなかった。彼だけでなく、他の選手たちも成長し続けているのを見るのは良いことだ。シティ戦では後半とても良いプレーをしたのに、結果は得られなかった。またしても終了間際の失点、またしてもPKだった。だからこそ、今日のように立ち直れたことは大きな称賛に値するし、選手たちに多くの賛辞を送りたい。」
「勝てなかった試合の方が驚き」
敗戦後のリアクションについて問われ、スロットはこう語った。
「そうだが、今季は何度も同じリアクションを見せてきた。ここで勝ったのも偶然ではない。たいてい私たちはピッチ上で優れたチームだからだ。むしろ、優れていながら勝てなかった試合が多かったことの方が驚きだ。これだけ多くのチャンスを作り、4対3や3対2の状況も作れているなら、我々のクオリティを考えれば、もっと多くのチャンスやゴールにつながるはずだ。実際そうなるだろう。今日はセットプレーが必要だったが、普段はこうした試合で10本くらいセットプレーがあっても得点できない。だが今夜は決めた。それがバーンリー戦やリーズ戦との大きな違いだ。」
「もっとゴールを決めたい」
総合的な評価については次のように語った。
「また良いパフォーマンスだったことには満足している。ただ、もっと簡単に試合を進めたいなら、もっと多くのゴールを決める必要がある。」
遠藤航のメンタリティを称賛
試合終盤の守備について、スロットは遠藤航を特に評価した。
「アディショナルタイムにはサラーに大きなチャンスもあったが、守備の面でも体を張る場面が何度もあった。ワタ(遠藤)は特に取り上げたい。彼は負傷していたのにピッチに残り、セットプレーでさらに競り合いにいった。あのメンタリティはチーム全体に見られた。コナテはブロビー相手に素晴らしい試合をしたし、サラーも守備で多くの仕事をしていた。マクアリスターも重要なタックルをいくつも見せた。」
さらに、サポーターについても言及した。
「このスタジアムはホームサポーターで知られているが、今夜のアウェーファンも信じられないほど素晴らしかった。特に最後の20分だ。チームを助けようとしてくれたし、それがうまくいった。リードしている時には、ホームでもアウェーでも、今夜のようにサポートしてほしい。」
コナテについて
最後にイブラヒマ・コナテについて次のように語った。
「感銘を受けているが、驚きではない。彼は今季を象徴するような存在だ。不運が多すぎた。89分間とても良いプレーをしていても、たった一つの場面で試合が決まってしまうことがあった。そして人々はそのミスだけに注目する。だがサッカーでは誰でもミスをするし、必ずしもそれが失点になるわけではない。今夜の良かった点は、ほとんどチャンスを与えなかったことだ。コナテはファン・ダイクとともにその大きな要因だった。だが私はチーム全体のメンタリティと運動量を気に入っている。」
内容で上回りながらも結果を逃す試合が続いてきた今季のリヴァプールにとって、このサンダーランド戦の勝利は、単なる勝ち点3以上の意味を持つものだった。
スロットが繰り返し強調したのは、戦術や結果だけではなく、チームが持つ「メンタリティ」だった。
負傷者が続き、厳しい日程が続く中でも、最後まで体を張り、走り、戦い続ける。その姿勢は、このチームがまだ前に進み続けていることをはっきりと示していた。
特に、負傷を抱えながらもピッチに残り、最後まで競り合い続けた遠藤航のプレーは、リヴァプールというクラブが長年大切にしてきた価値を象徴する場面だったと言えるだろう。
シーズン終盤に差し掛かり、試合の一つひとつがますます重みを増していく。
チャンピオンズリーグ出場権争いも依然として接戦が続いており、わずかな差が順位を大きく左右する状況だ。
それでも、この夜に見せた集中力、粘り強さ、そしてサポーターとともに戦う姿勢が続く限り、リヴァプールは最後まで戦い続けるはずだ。
そして、その戦いがどのような結末を迎えるのか――答えは、まだピッチの上に残されている。
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