リバプールの新戦力フロリアン・ヴィルツを巡って、レジェンドOBたちから正反対の評価が語られている。
ダルグリッシュは高評価
リバプールで511試合170ゴールを記録し、監督も務めたケニー・ダルグリッシュ氏は、ポッドキャスト「Stick To Football」でこう語った。
「彼が最初にやるべきことは、今やっていることだ。彼は足元にボールを収めるのが本当に上手い。パスが来て相手が寄せても、身体を開いてコントロールできる。あるいは逆方向にターンして相手を置き去りにすることもできる。彼は前に何があるかをちゃんと見ているし、一度ボールを持てば…この前イサクを見たんだ。後半に途中出場したときだったかな。彼がチームメイトの一人に動きについて話していて、『自分ならこう動く』って伝えていたんだ。その若手選手は真剣に聞いていた。二人が同じ波長に乗れたら…あの小さな選手(ヴィルツ)は缶詰だって開けられるくらいの力を持っているよ。」
さらに、1980年代にイアン・ラッシュと築いた黄金コンビについて問われると、こう答えた。
「すぐにできたよ。ラッシーにとっては練習だったんだ。俺たちは練習でそれをやった。学ぶのはそこからだろう?俺は彼にこう言ったんだ。『ラッシー、そこにスペースがあったら空けておいてくれ。俺がパスを出すから、お前は走り込めばいい』。シンプルだろう。」
キャラガーは辛辣な批判
一方で、元DFジェイミー・キャラガー氏はガラタサライ戦後にCBS Sportsでリバプールとヴィルツを批判した。
「今のリバプールはトップチームには見えない。彼らはサッカーじゃなくてバスケットボールをやっているようだ。それは開幕戦のボーンマス戦のときにもスロット監督に言ったことだよ。監督は素晴らしい人物だ。昨季のリバプールはトップチームであり、同時に勤勉なチームでもあった。そして補強によって少しスター性を加えた。だが攻撃面では何も得ていないし、守備面では多くを失った。」
さらに、監督とチームの現状についても語った。
「今こそ監督が本当に腕を試される時だ。昨季はプレミアリーグ優勝という大きな成果を収めたが、直さなければならない問題はいくつかある。多額の資金を投じた選手たちをどう活かすか、非常に注目される。今のチームはバランスが取れていない。そして明らかに目立つのがフロリアン・ヴィルツだ。彼はまったく試合に入れていない。もちろんまだ若いし、新しいリーグに来たばかりだから時間はある。だが今はチームから外れるべきだ。リバプールは昨季の形に戻し、自信と安定を取り戻さなければならない。今は混乱しているようにしか見えない。」
チェルシー戦での反発に注目
リバプールは直近でクリスタル・パレスとガラタサライに連敗しており、チームは苦境にある。
ヴィルツにとって、スタンフォード・ブリッジでのチェルシー戦は巻き返しを図る絶好の機会となる。
こちらの投稿は上記の記事を引用しています。
コメント