リバプールは、スタンフォードブリッジで行われたプレミアリーグ第8節チェルシー戦で、終了間際に失点し2-1で敗北。
カイセドの先制弾をコーディ・ガクポのゴールで一度は追いついたが、試合終了間際にエステヴァンが決勝点を決め、勝点を逃した。
試合後、アーネ・スロットが記者会見に出席し、試合の内容やチームの課題について語った。以下、コメント全文。
試合結果について
「またも失望の残る敗戦だ。それは明らかだ。クリスタル・パレス戦と似たような展開ではあるが、試合内容はまったく異なる。両チームのプレースタイルが全く違うからね。パレス戦では前半に多くのチャンスを作られたが、今日はそうではなかった。前半は我々のベストなプレーではなかったが、それでも3度のビッグチャンスを作れた。彼らは1度のチャンスで決めてきた。そこがパレス戦とは全く違う点だ。後半のパフォーマンスはパレス戦と同様に良かった。今日も先週も、1点以上取れるチャンスは十分にあったと思う。途中、私は“これで勝てる”と感じた時間帯もあった。4対3のような有利な場面もあったが、最後のパス精度が足りなかった。残り10分はオープンな展開になり、どちらが勝ってもおかしくなかった。結果的に、我々は決められず、チェルシーが決めた。」
チームはまだ“バランスを探している”のか?
「我々もハイプレス、チェルシーもハイプレス。このスタイルで戦う以上、相手が一度もプレスを突破できないなんてことは現実的じゃない。彼らは8人の負傷者を抱えていたから、“控えが薄いかもしれない”と期待していたが、それでも試合を変えられる良い選手をベンチに揃えていた。だから、我々がチェルシー相手にプレスを仕掛ける中で、彼らが何度かそれを突破するのは当然のことだし、実際に我々も彼らのプレスを突破できた。」
サラーとイサクの連携について
「一緒にプレーを重ねれば重ねるほど、連携は深まっていく。後半にはその兆しが少し見えたと思う。特に(イブラヒマ)コナテを交代させ、ライアン(フラーフェンベルフ)をあのポジションに入れてから、攻撃陣をより良い位置でプレーさせることができた。前半はビルドアップの質が十分でなかったが、後半は改善できた。それがチャンスを増やせた理由だ。だから“前線の携不足”というより、“後方からの構築を改善した結果”だと思っている。」
チームが理想像にどれだけ近づいているか
「理想には、まだ近いとは言えない。理想のレベルに到達するには相当の努力が必要だし、その状態を維持するのはもっと難しい。なぜなら、対戦相手も非常に強いからだ。今夏の移籍市場ではチームに変化があったし、新加入選手もそれぞれ異なるタイミングで合流した。先週はほとんどトレーニング時間もなかったが、それでも彼らをチームに組み込もうとしている。もし今日の結果が引き分けか勝利だったなら——内容的にも引き分けは妥当だったと思うが——夏の状況を考えれば、我々は“悪くないスタート”を切れていたはずだ。」
センターバックのローテーションについて
「これは簡単なことではない。もちろん入れ替えはできるが、たとえばガラタサライ戦でローテーションすれば、“なぜ入れ替えたんだ”と言われる。だから難しい。コナテはこの1週間で3試合をこなしており、往復4時間半のフライトもあった。それは事実だ。だが、クリスタル・パレスのようにロングボール主体の相手と戦うには、空中戦に強いCBが必要になる。そしてチェルシー相手でも同じことが言える。1-0で負けていた時点で、私は“リスク”を取ってミッドフィールダーをCBに回した。それが今日の選択だった。」
サラーと決定力について
「面白い問いだ。彼が今日たくさんチャンスを作ったのは、“ミッドウィークの試合に出なかったから”なのか?それとも“試合勘が鈍っていたから決めきれなかった”のか?それは誰にも分からない。ただ、私が気に入っているのは、彼を何度も理想的な位置に運べたことだ。彼はキャリアを通じて、そして私が来てからも、あの位置で数多くのゴールを決めてきた。今日もそういう場面はたくさんあった。だが、彼も人間だ。どんなチャンスも必ず決めるわけではない。昨季の彼の印象があまりに強いから、“どんな場面でも決める”と思ってしまうが、時にはチャンスがあってもゴールもアシストもない試合もある。それが現実だ。」
https://www.liverpoolfc.com/news/press-conference-arne-slots-verdict-after-chelsea-2-1-liverpool
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