リバプールのキャプテンであるフィルジル・ファン・ダイクは、チームが苦迎える中でも「努力と団結が唯一の道」だと語り、ファンやスタッフと共に立て直していく決意を示した。
「厳しいシーズンになることは最初から分かっていた」
「今シーズンが厳しいものになることは、最初から分かっていた。この状況を乗り越えるためには、選手だけでなく、スタッフ、そしてチャンピオンになったときに共に喜んでくれたファンも含めて、一つにならなければならない。それを忘れてはいけない。後半は特にオープンな展開になり、両チームが勝利を目指していた。そんな中で、あのような形で失点するのは、代表ウィークを前にして非常に辛い。」
「結果を出していたが、最後の瞬間に崩れた」
「これまで結果は出せていたし、何とか勝ち方を見つけてきた。だからこそ、2試合連続でラストミニッツに失点して負けるというのは皮肉なことだ。まだ多くの課題が残っている。だが、サッカーでは3〜4日で流れが変わることもある。モメンタムを取り戻すには、まずハードワークを重ねるしかない。」
「この7〜8日間は本当に苦しかった。でも信じている」
「この7〜8日間は、選手にとってもスタッフにとっても、そしてファンにとっても厳しい時間だった。だが、状況を変えられるのは、僕たち自身とスタッフ、そしてファンだけだ。僕はそれを信じている。選手やスタッフが同じ視点で状況を見ることが大切だし、ファンにもそれを理解してほしい。今の時代は雑音が多いけれど、それも受け入れながらやっていくしかない。僕たちがやるべきことは明確だ。努力を続け、結果を出し、団結し、自信を取り戻すことだ。」
「去年のように一つになれば、また流れは変えられる」
「昨シーズン、みんなが幸せだった時にやっていたことを、もう一度やるだけだ。今は少し苦しい時期にあるが、それはすぐに変えられる。大事なのはハードワークだ。僕たちはそれを理解しているし、これまでと同じように、全員でそれを成し遂げる必要がある。僕がリバプールに来てからも、浮き沈みは何度もあった。そのたびに、全員で乗り越えてきた。それが唯一の道だ。単純に聞こえるかもしれないが、それしかないんだ。誰も負けて帰るのを望んでいない。だから僕たちは前に進み、団結し続けるしかない。」
「“小さなつまずき”の時こそ、全員の支えが必要だ」
「昨シーズンは全てがうまくいき、チームもファンも幸せだった。今は“小さなつまずき”のような時期にあるが、だからこそ、これまで以上にファンのみんなに支えてもらいたい。問題をひと言で説明するのは簡単じゃない。もちろん新加入選手の適応も影響しているが、それだけが原因ではない。全ての要素が絡み合っている。僕たちにできるのは、ハードワークを続け、安定性を取り戻すこと。失点を減らし、ゴールを奪い、チャンスを作り、簡単に相手にチャンスを与えないようにすることだ。」
「次のチャンスはすぐに来る。ユナイテッド戦がその舞台だ」
「サッカーでは3〜4日ごとに新しいチャンスが訪れる。今は代表ウィークに入るけど、その後にまたモメンタムを掴み、安定したプレーを続ける機会がある。僕は長くこのクラブにいるが、これまでも何度も難しい状況を乗り越えてきた。もちろん、簡単に“切り替えよう”とは言えない。でも、僕たちができる唯一のことは、次の試合に集中し、次のチャンスに全力を尽くすことだ。これからみんなが代表チームに合流するが、それぞれの場所で健康を保ち、良いプレーをしてほしい。そして戻ってきたら、マンチェスター・ユナイテッド戦が待っている。今からとても楽しみにしている。また昨年のようにチームの強さを見せるチャンスだ。昨季、僕たちがチャンピオンになり、世界中の人々を喜ばせたのはその姿勢があったから。再びその場所に戻るために必要なのは、努力と一貫性、そして団結。それがすべての基礎だ。」
ファン・ダイクは、敗戦の連続にも冷静に向き合い、「全員で戦い続ければ、またあの頂点に戻れる」と信念を示した。
代表ウィーク明けのマンチェスター・ユナイテッド戦は、リバプール再起への試金石となる。
https://www.liverpoolecho.co.uk/sport/football/football-news/virgil-van-dijk-sends-strong-32613753
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