スティーヴン・ジェラード:「まだ終わっていない。理想の挑戦が来れば、また戦う」

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た以下は、スティーヴン・ジェラードがリオ・ファーディナンドのポッドキャスト「Rio Ferdinand Presents」で監督復帰について語っ

スティーヴン・ジェラード:

「まだ終わっていない感じがある──また新しい挑戦をしたい」

「まだ心のどこかに、**“やり残したことがある”**という気持ちがあるんだ。もう一度、いくつかのワクワクするような挑戦に向き合いたいという気持ちがね。」

ジェラードは、そうリオ・ファーディナンドのポッドキャストで語り始めた。

「ただ、**自分が望む“タイプの挑戦”**でなければならない。理想的な形でそのチャンスが巡ってきたら、すぐ飛びつくだろう。でも、そうでなければ戻らない。僕は“勝つために戦えるチーム”で指揮を執りたい。そのほうが自分の性格にも合っていると思うから。特定のクラブや仕事には、それぞれ“合うスタイル”がある。僕のやり方に合うクラブが、必ずあるはずなんだ。」

「今は焦っていない。自分を強くしてくれる人を探している」

「今は焦っていない。時間はある。自分をより強く、より良い監督にしてくれる“正しい人たち”が世の中にいることを知っている。今、僕が探すべきなのは、そういう人たちなんだ。もし、そういう人たちと巡り会えれば──僕は成功できると確信している。実際にレンジャーズでそれを証明したからね。今はそのための準備を裏で進めているところなんだ。」

「サウジを離れてから5〜6件のオファーがあった」

「サウジでの指揮を終えてから、5〜6件ほどの興味深い電話があったよ。でもそのときの僕は準備ができていなかった。チームもスタッフも、まだ固まっていなかったんだ。それにタイミングも合わなかった娘が子どもを産んだばかりで、僕はおじいちゃんになったばかりだった。心の準備も、スタッフの準備も整っていなかった。だから残念ながら、それらのオファーは“タイミングが悪かった”ということになる。でももし、本当に自分に合うクラブ、合う挑戦がやってきて、チームの体制も整っている状態であれば──僕は必ずその挑戦を受けるだろう。だって、そういう“戦う気持ち”が自分の中に生き続けているからだ。」

「レンジャーズでの成功と、ヴィラでの苦戦」

「これまでの監督としての歩みを振り返ると、レンジャーズでは本当に自分のやり方がハマっていたと感じる。自分の強みも分かっていたし、サポートが必要な部分も理解していた。スタッフに必要なスキルセットやサポート体制も整っていて、完璧だった。でもアストン・ヴィラではそうはいかなかった。コーチ陣の入れ替わりが多く、サウジでも同じような難しさがあった。それが自分自身にとっても良くなかったと思う。」

「選手をやめたときの喪失感。そして監督としての道」

「現役を引退したとき、大きな喪失感があった。体はもう限界だと分かっていたし、思うようなプレーはできなくなっていた。それでも、サッカーが恋しくてたまらなかった。いまでも、毎日恋しいよ。30代に入ってから指導者のライセンスを取得し、最終的にはプロライセンスまで取った。そしてリバプールのアカデミーに入って、そこで指導を始めた。その中で気づいたんだ。“選手を1対1で指導し、モチベーションを与え、成長させる”──その過程こそが、自分のやりたいことだったってね。」

「レンジャーズは完璧なマッチだった」

「レンジャーズでの時間は本当に楽しかった。あそこは自分にとって完璧なマッチだったと思う。そこから監督としてのキャリアが本格的に動き出した。」

「アストン・ヴィラではコントロールを失った」

「これまでの旅路はとても楽しんでいるよ。もちろん、厳しい時期もあった。特にアストン・ヴィラで職を失ったのは本当に辛かった。最後の6〜7試合は苦しかったね。どれだけ頑張っても、うまく立て直せなかった。必死にやっても、さらに働いても、状況を変えられない。それはフラストレーションがたまる。ロッカールームの雰囲気も助けにならないと感じた。本当に難しかった。」

「サウジでは“違う種類のプレッシャー”を学んだ」

「サウジでの経験は、本当に素晴らしかった。本格的に“コーチング”に集中できたんだ。求められることやプレッシャーの種類が違っていた。勝利を求めるクラブではあったけど、より“支え合う”文化があって、コーチとして成長できる環境だった。長年リバプールにいた自分が、異文化に身を置く。それは家族にとっても、自分にとっても心地よい挑戦だった。」

「ヴィラの最初の6か月は良かった。でも…」

「アストン・ヴィラでの最初の6か月間は、とても手応えがあった。チームを17位から引き上げて、リーグ8〜9位レベルまで改善できたと思う。でもそのあと、状況は急速に悪化した。コントロールを失い、立て直せなかった。本当に苦しくて、悔しかった。」

「選手を管理する難しさ」

「選手としてと監督としての違いは、まったく別物だ。選手の性格、チームのキャラクターを“管理する”こと。僕がこれまで率いた3つのチームは、すべてが違うタイプのグループだった。それぞれ違う個性、違う文化。それを指導し、まとめていくのは本当に興味深い経験だった。すごく学びが多かった。」

「もう一度、挑戦したい」

「これまでの経験はすべて糧になっている。もう一度挑戦したい気持ちはある。いくつかの部分を変えて、改善して、新しい人たちと新しい環境で再出発したい。いま、その準備を水面下で進めているところだ。新しいアイデア、新しいチーム作り。そういうものを構築している最中なんだ。」

「まだ燃え尽きていない。挑戦したい気持ちは今でも強くある。だから、いつかまた“正しい形”で戻ってくるつもりだ。」

https://www.liverpoolecho.co.uk/sport/football/football-news/steven-gerrard-hints-return-management-32630383

こちらの投稿は上記の記事を引用しています。

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