リバプールの補強候補として注目を集めるクリスタル・パレスのDFマルク・グエヒが、自身の去就について冷静な姿勢を見せた。
今夏の移籍市場では、リバプールが締め切り当日まで彼の獲得に迫っていたが、クリスタル・パレスが代役を確保できず、最終的に交渉は破談となっている。
バルセロナ、レアル・マドリードも関心──争奪戦は激化の様相
イングランド代表にも定着している24歳のセンターバックには、バイエルン・ミュンヘン、バルセロナ、レアル・マドリードといった欧州の強豪クラブが注目している。
グエヒの契約は今シーズン末で終了予定で、新契約を結ぶ見込みは薄い。
そのため、1月の移籍市場または来夏のフリートランスファーでの退団が有力と見られている。
『The Athletic』など複数の報道によると、クリスタル・パレスはすでにグエヒの退団を見越して後任の準備を進めており、リバプールを含む複数クラブが状況を注視している。
グエヒ本人「僕にとっては重要ではありません」──冷静なコメントで憶測を一蹴
現在、グエヒはイングランド代表としてウェールズとの親善試合、そして来週のラトビア戦に向けて合宿中だ。
そんな中、記者から「自身の将来をどう考えているか」と質問されたグエヒは、動じることなくこう答えた。
「僕にとっては重要ではありません。パレスで良いプレーを続けられていれば、ここにいられるチャンスはあります。契約のことが決まっているかどうかなんて、自分には関係ありません。」
さらに彼は続けた。
「正直、自分の将来をそこまで先のことまで考えられるとは思いません。一歩ずつ進むのが好きなんです。今はパレスでの試合、そしてこれから訪れるチャンスに集中したいと思っています。」
その言葉通り、グエヒは今季もキャプテンマークを巻いてパレスの最終ラインを支えており、クラブへの忠誠心とプロ意識の高さを示している。
リバプールは依然関心、スロット監督はCB事情に不安も
一方で、リバプールは引き続きセンターバックの補強を検討中だ。
アルネ・スロットは、夏に加入したジョヴァンニ・レオーニが重傷で長期離脱していること、さらにイブラヒマ・コナテのフィットネスにも不安が残ることから、守備陣の層に課題を抱えている。
報道によると、コナテは先週末のチェルシー戦で後半早々に交代。フランス代表の合宿でもチーム練習に参加できていないという。
こうした状況の中、1月の移籍市場で即戦力センターバックを確保する動きが再燃する可能性は十分に考えられる。
リバプールの今後の動きに注目だ。
こちらの投稿は状況の記事を引用しています。
コメント