FSG、リバプールFCオーナー就任15周年に特別声明: “まだ成し遂げるべきことがある”

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― ジョン・ヘンリー、トム・ワーナー、マイク・ゴードンが感謝と決意を語る特別メッセージ

フェンウェイ・スポーツ・グループ(FSG)がリバプールFCのオーナーとなってから、今日で15年。

ジョン・W・ヘンリー、トム・ワーナー、マイク・ゴードンの3名がこの節目を記念し、クラブとサポーターに向けて特別なメッセージを発表した。

「この15年は壮大な冒険だった」

「リバプールに関わるようになったとき、私たちは並外れた存在の一部になるのだと理解していました。そして、この驚くべき歴史を持つクラブを、かつての輝かしい基準へと再び導くことを願っていました。しかし、この15年間がここまでの歩みになるとは、想像もしていませんでした。」

FSGの3人は声明の冒頭でこう振り返り、「アンフィールドに成功を取り戻し、クラブの長期的な健全性と安定を確保すること」を当初からの最重要目標として掲げていたことを強調した。

「リバプールというクラブの“預かり人”としての責任を理解し、それを毎日誠実に果たそうとしてきました。全員が同じ方向を向けば、計り知れない可能性があることを信じていました。」

栄光と学びの15年

声明では、この15年間での象徴的な瞬間として、ユルゲン・クロップとアルネ・スロットのもとでの2度のプレミアリーグ優勝、そしてチャンピオンズリーグ制覇を挙げた。

特に、2025年にファンの前でついにリーグトロフィーを掲げた瞬間を「生涯忘れることのない記憶」と語っている。

さらに彼らは、数々の栄光を分かち合った瞬間を列挙した。

「2012年、ケニー・ダルグリッシュ監督が私たちに初のトロフィーをもたらしたこと。2019年のクラブ・ワールドカップ制覇。2022年のカップ二冠。2024年のリーグカップ決勝。そして、マット・ビアード監督率いる女子チームが2013年と2014年に連覇を果たしたこと。これらすべてが、リバプールというクラブが体現する“信念・結束・情熱”を物語っています。」

一方で、敗戦や運営上の課題など、「困難な時期もあった」ことを率直に認めたうえで、「誤りから学び、常にクラブの長期的利益を最優先に考えてきた」と強調した。

クラブの進化と伝統の融合

ヘンリーらは、クラブのインフラ面の進化にも誇りを示している。

「男子チームは世界水準のトレーニング施設で練習し、女子チームは再びメルウッドを拠点とし、“未来”と“歴史”が再びつながりました。そしてアンフィールド自体も、メインスタンドから新しいアンフィールド・ロード・スタンドまで、特別な魂を失うことなく生まれ変わりました。」

また、ピッチ内外でクラブを支えてきたリーダーたちへの感謝も述べた。

「リバプールは街と世界をつなぐ存在」

「リバプール・フットボール・クラブは、多くの人々にとってかけがえのない存在です。このクラブは、街の、そして世界中の人々の心に根付いています。世代や地域を超えて人々を結びつけるこの特別な力の一部であることを、私たちは常に誇りに思っています。それは決して当然のことではなく、重い責任を伴うものです。」

彼らは、クラブが「コミュニティの象徴」であり、「サポーターとともに成長し続ける存在」であることを再確認した。

「まだ終わりではない」

最後に、FSGの3人は未来への決意をこう締めくくっている。

「今日という日は感謝を込めて過去を振り返る日であると同時に、これから先に目を向ける日でもあります。

まだ成し遂げるべきことは多く、勝ち取るべき栄光も、共に作るべき思い出も、これからが本番です。」

そして、サポーターへ深い感謝の言葉を添えた。

「私たちを迎え入れてくれたこと、チームを信じ続けてくれたこと、そして世界に“リバプールFCの一員であるとはどういうことか”を示してくれたこと、本当にありがとうございます。」

🗣 “You’ll Never Walk Alone.”

ジョン、トム、そしてマイク。

彼らが15年間を通して繰り返し強調してきたのは、クラブを「所有する」のではなく「預かる」姿勢。

そしてその言葉どおり、リバプールFCは過去15年で、経営、施設、そしてピッチ上の成功のすべてにおいて新たな時代を築き上げた。

今、フェンウェイ・スポーツ・グループは再び前を向く。

その歩みの中心にあるのは、常に変わらぬ信念——You’ll Never Walk Alone.

参照記事↓

https://www.liverpoolfc.com/news/message-john-henry-tom-werner-and-mike-gordon-fsg-lfc-anniversary

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