フロリアン・ヴィルツ「ようやく結果で応えられた」――母国ドイツで2アシスト、リバプールを5-1勝利に導く

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― 母国ドイツで2アシスト、リバプール復活の鍵を握る若き司令塔

フロリアン・ヴィルツがついに沈黙を破った。

リバプールはチャンピオンズリーグ第3節、敵地でアイントラハト・フランクフルトを5-1で撃破。

その中心にいたのが、母国で輝きを放った22歳のプレーメイカーだった。

2アシストで存在感を証明

ヴィルツはこの日、チャンスメーカーとして完璧な仕事を果たした。

まず後半、ペナルティエリア右から低いクロスを送ってコーディ・ガクポのゴールをアシスト。

続けてエリア手前からドミニク・ソボスライにパスを通し、強烈なミドルシュートを演出した。

試合後、ヴィルツは「ようやく結果に結びついたことが嬉しい」と安堵の表情を見せた。

「試合直後にインタビューを受けるのは初めてだよ。1-0で負けていたところから立て直せたのはチームとして大きかった。前半は自分でスペースをうまく見つけられず、しかも失点の場面では自分のボールロストが原因だった。でも後半は修正できたし、いい位置でプレーできたと思う。」

「自分はまだまだやれると分かっている。チーム全体としても後半はすごく良かったし、勝てたこと、そしてついにゴールに関われたことが嬉しいよ。」

移籍金1億1600万ポンドの“重圧”を乗り越えて

今夏、ヴィルツはバイエル・レバークーゼンからリバプールへ1億1600万ポンド(約220億円)で加入。

だがこれまでの公式戦では、開幕前のコミュニティ・シールドで記録したアシスト以外、プレミアリーグとCL合わせてゴールにもアシストにも絡めず、批判の声も一部で上がっていた。

その中での2アシスト――しかも母国ドイツでの一戦。

ヴィルツにとってこれ以上ないタイミングでの復活劇となった。

「もっと良くなる」自信と責任感

ヴィルツは加入以来、ポゼッションの中心として重要な役割を担ってきたが、結果が出ずに苦しんでいた。

それでもこの日のパフォーマンスには、彼本来のリズムと創造性が戻っていた。

「前半のプレーは満足できなかった。でも、修正して後半に違いを生み出せた。こういう経験を積み重ねながら、もっと成長していきたい。」

現在、ヴィルツはリバプールで公式戦12試合出場・3アシスト。

まだ得点こそないが、攻撃のテンポを生み出す“リズムメーカー”として存在感を高めている。

次戦ブレントフォード戦での先発復帰も有力

直近のプレミアリーグ2試合(チェルシー戦、マンチェスター・ユナイテッド戦)ではベンチスタートに甘んじていたが、このフランクフルト戦のパフォーマンスにより、週末のブレントフォード戦では再び先発に復帰する可能性が高い。

ヴィルツはチームの攻撃の鍵を握る存在であり、ソボスライやガクポとの中盤連携は日に日に成熟しつつある。

試合結果

アイントラハト・フランクフルト 1-5 リバプール

得点:エキティケ、ファン・ダイク、コナテ、ガクポ、ソボスライ

アシスト:ヴィルツ(2)、他

沈黙を破ったヴィルツの表情は、プレッシャーから解き放たれた安堵そのものだった。

そして、その落ち着いた口調からは、彼がこのチームで“長期的な中心”になるという自覚がにじむ。

アルネ・スロット体制のリバプールが掲げる「創造と連動」の象徴――

それがフロリアン・ヴィルツだ。

この夜の2アシストは、その序章に過ぎない。

参照記事↓

https://www.liverpoolecho.co.uk/sport/football/football-news/florian-wirtz-liverpool-champions-league-32731955

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