リバプールはチャンピオンズリーグ第3節でフランクフルトを相手に5-1の快勝。
4連敗中のチームにとっては、内容・結果ともに待望の反発となった。
試合後、副キャプテンのアンディ・ロバートソンがLiverpoolfc.comのインタビューに応じ、チームの反応、仲間たちの活躍、そして次戦ブレントフォード戦への意気込みを語った。
「結果よりもまずパフォーマンスに集中した」
「負けが続いているときは、どんな形でも勝つことが大事。でも今日は内容も伴った。それが監督のメッセージだった。結果よりもまずパフォーマンスに集中しよう、正しいことをやれば結果はついてくる――とね。」
リバプールは前半に一度リードを許したが、パニックになることなく落ち着いて逆転。
後半は完全に試合を支配し、エキティケ、ファン・ダイク、コナテ、ガクポ、ソボスライの得点で5発快勝を飾った。
「4連敗していたチームは普通なら動揺する。でも僕らは冷静だった。逆転してからはずっと自分たちのペースで進められたし、後半は相手にチャンスすら与えなかった。」
「中盤の3人が試合を支配した」
ロバートソンは特に中盤のプレーを高く評価している。
「ボール支配は本当に素晴らしかった。カーティス(ジョーンズ)は最高の出来だったし、ドミニク(ソボスライ)とすごく良い関係を築いていた。フロリアン(ヴィルツ)も自由な役割でどんどん自信をつけていた。3人がリズムを作り、ボールを保持し続けてくれた。」
守備陣も「リストディフェンス(カウンター防止の配置)」を意識しながらビルドアップを支え、前線の動き出しも好調。全体が噛み合った「理想的なチームパフォーマンス」だったと振り返った。
「でも、これはまだ1勝に過ぎない。僕らにはまだやるべきことがある。互いに押し上げ合って、進歩を続けないといけない。」
「焦る時間ではなかった」――チーム内でのメッセージ
不振時のチーム内の雰囲気についてもこう語る。
「結果が悪い時こそ、みんなで多く話すようになる。でもリーダー陣からのメッセージは明確だった。焦るな、パニックになるな、ということ。」
マンチェスター・ユナイテッド戦での敗戦後もチャンスを作りながら惜敗。
それでもパフォーマンスレベルを上げる必要があると全員が理解していたという。
「練習でも雰囲気は良かったし、みんな自信を取り戻す努力をしてきた。今日の試合ではその成果が出たと思う。」
「ヘンドは今でも“本物”」――次戦ブレントフォード戦に向けて
試合後すぐに視線は次戦ブレントフォード戦へ。
元キャプテン、ジョーダン・ヘンダーソンとの再会が待つ。
「今は回復が最優先だ。ブレントフォード戦は本当にタフな試合になる。そして今回は僕らの“元キャプテン”と対戦する。」
「ヘンド(ヘンダーソン)がこのクラブのためにしてくれたことは本当に素晴らしい。プレミアリーグとチャンピオンズリーグのトロフィーを掲げたレジェンドだ。」
「彼はいまブレントフォードで素晴らしいパフォーマンスを見せている。だから僕らの中盤も100%の力を出さないといけない。ヘンドはどんな日でも全力でプレーする男だからね。」
チームを再び勝利へ導いた左サイドのリーダーは、
「焦らず正しいことを積み重ねる」ことの重要性を再確認した。
リバプールはこの勝利で息を吹き返したが、ロバートソンが言う通り――「これはまだ始まりに過ぎない」。
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