10ブレントフォードのホーム、Gtechコミュニティ・スタジアムで行われたプレミアリーグ第節。
王者リバプールは3-2で敗れ、リーグ戦4連敗という深刻な状況に陥った。
前半にダンゴ・ワタラとケヴィン・シャーデに連続失点。前半終了間際にミロシュ・ケルケズが1点を返すも、後半のイゴール・チアゴのPKで再び突き放された。終盤にモハメド・サラーが1点を返したが、反撃は届かず。
試合後、アルネ・スロットは記者会見に出席し、率直な感情とチームの問題点を語った。
試合を終えての感情
「あなたの言う通り、またしても“失望”だ。ミッドウィークのチャンピオンズリーグで勝利し、もちろん良い流れを持ち込みたかった。中2日という厳しい日程ではあったが、それでももっと良い結果、そして何より良いパフォーマンスを期待していた。しかし今夜の内容は、私たちが普段見せるレベルからは程遠かった。これまで負けた試合でも、もっと質の高いプレーをしていた。今夜はそうではなかった。」
最も失望したポイントは?
「“基本的なこと”ができていなかった。1-0、2-0、3-1とリードされ、スタジアムの雰囲気が完全に相手の味方をしていた。彼らはデュエルやセカンドボールで非常に強いチームであり、その点は認めざるを得ない。だが、相手に球際で勝てず、ルーズボールも拾えないようでは、試合に勝つのは難しい。特に、彼らの戦術がまさにその部分に基づいている場合はなおさらだ。そして、セットプレーのバランスが相手に傾いたままでは、やはり勝てない。」
ロングスローからの先制点について
「昨日の練習でも、今朝のミーティングでも一番準備していたのがその形だった。ブレントフォードはロングスローやセットプレーの強さで有名だが、同時に素晴らしいカウンターアタックも持っている。2点目はまさにその形だった。PKについて言えば、“言い訳”と受け取られたくはないが、非常にソフトな判定だったと思う。」
ハーフタイムでの修正
「フロリアン(ヴィルツ)は前半から内側でプレーしていたが、モー(サラー)もより中央寄りに動かしていた。これはフランクフルト戦でも採用した形だ。1点ビハインドで迎えた後半、相手が少し引いて守る展開を想定し、モーをサイドに置いてクロスや1対1のチャンスを増やそうとした。ただ、後半が完全に我々のものだったわけではない。彼らも多くのチャンスを作っていたし、我々も3-2に迫る場面はあったが、逆に4-1にされてもおかしくなかった。」
就任後、最も落胆した試合のひとつか?
「間違いなく、これまでで最も落胆した試合のひとつだ。1-0、2-1、3-1とリードされた展開でも、普段ならもっと良い反応を見せるのが私たちだ。ただ、1点を失ってからの20〜25分間だけは良かった。フロリアンのチャンスもあったし、運があれば流れを変えられたかもしれない。だが30分以降、彼らが再び試合を支配した。ロングスロー、セットプレー、そして球際の強さ。彼らは多くのことをうまくやっていた。2点目の直前、コーディ(ガクポ)がボックス内にドリブルで侵入した場面があったが、あれはファウルだと思った。もし世界中の審判に両方の場面(我々に与えられたPKとその場面)を見せたら、ほとんどの人は“どちらも微妙だが、どちらかを取るならコーディの方”と言うはずだ。我々の不運は、主審がフリーキックを与えようとしており、VARが“それはボックス内だった”と指摘したことでPKになったこと。こういう不運は、今日のようにチームとしてうまくいっていない時に起こるものだ。」
今季の不振の理由について
「いくつかの要因がある。多くのチームが、我々に対して有効な戦い方を確立してきている。これは戦略として非常に理にかなっている。また、開始早々に失点する試合が多いのも問題だ。毎回1-0で後手に回る展開では、流れをつかめない。ただ、それでも今日のような試合でも2点を取れているし、チャンスも作っている。しかし、あまりにも失点が多すぎる。この状況ではトップ争いに加わることはできない。守備だけの問題ではなく、チーム全体の守備だ。夏に多くの変更があったのも確かに影響している。チームが変化の過程で苦しむことは想定していたが、4連敗までは予想していなかった。
さらに、直近6試合のうち5試合がアウェイ。これは立て直しを難しくする要素でもある。」
■ カーティス・ジョーンズの負傷について
「まだ分からない。自分から交代を申し出たが、自力で歩いていたので重傷ではないと思う。ただ、3〜4日後には次の試合がある。慎重に判断する必要がある。」
参照記事↓
https://www.liverpoolfc.com/news/arne-slot-press-conference-every-word-brentford-3-2-liverpool

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