スロット「6敗中6つに言い訳はない」リバプール、カラバオ杯4回戦でパレスに完敗

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リバプールは30日、アンフィールドで行われたカラバオ・カップ4回戦でクリスタル・パレスに0-3で敗れ、今季の同大会から姿を消した。

イスマイラ・サールの2得点と、終盤に決めたイェレミ・ピノのゴールで、若手中心のレッズは完敗。後半にはアマラ・ナロが退場処分を受けるなど、苦しい展開となった。

試合後、アーネ・スロットが記者会見で語った言葉をお届けする。

「リバプールで6敗中6つ負ける理由は、どれも言い訳にはならない」

「試合に負けるのはいつでも辛いことだ。特にそれが大会からの敗退を意味する場合はね。だが、今夜のメンバー選考は、昨季の同じラウンドで行ったのと同じ方針だ。ここまで7試合中6敗。どんな理由を挙げたとしてもリバプールとしては受け入れられない数字だ。言い訳はできる。だがどれも“敗戦を正当化する理由”にはならない。」

スロットは敗戦を潔く認めながらも、「選手起用に後悔はない」と語った。

理由の1つに、チームの連戦疲労と負傷リスクを挙げている。

「ブレントフォード戦も、フランクフルト遠征の中2日後に行われた。あのときも3試合を7日間で戦い、選手たちは苦しんでいた。プレミアやチャンピオンズリーグというレベルで、異なるリーグから来た新加入選手がその強度に慣れるには時間がかかる。それでも言い訳にはならないが、状況として理解はできる。」

「アストン・ヴィラ戦でプレッシャーが増す? 」

「6敗1勝のチームに、これ以上のプレッシャーはない。リバプールでプレーし、指揮する以上、常に結果が求められる。ただ、今夜の試合で唯一ポジティブだったのは、2-0で負けていてもサポーターがチームを後押ししてくれたことだ。それが私の信じるリバプールの姿だ。」

スロットは、連敗中でもファンが背を向けなかったことを「希望」として挙げた。

2日後のヴィラ戦に向け、「サポーターが再び後押ししてくれると信じている」と語っている。

「人間性を見せてくれたファン・ダイクとコナテ」

後半途中に退場となった若手DFアマラ・ナロについても言及。

指揮官は、主将ファン・ダイクと副将コナテの行動を称えた。

「彼に多くを語る必要はなかった。

試合後すぐにイブラヒマ(コナテ)とフィルジル(ファン・ダイク)がロッカールームに行き、声をかけてくれた。若い選手にとって退場は辛い。だがベテランが寄り添ってくれるのは、このチームの人間性を象徴している。」

「カルヴィン・ラムジーは落ち着いていた。胸を張っていい」

今季初出場を果たしたカルヴィン・ラムジーについては、指揮官は明確に称賛した。

「カルヴィンは非常に落ち着いていた。前半30分までは我々の方がチャンスを作っていたし、彼はその一部だったボールを持ったときの判断が良く、デビュー戦としては“良い出来”と言える。」

「3-0の敗戦でデビューした選手は落ち込むかもしれない。だが彼ともう1人の若手は、胸を張っていい。」

「若手の起用方針は変えない」

リバプールのカラバオカップは、毎年アカデミー選手の登用が特徴的だ。

スロットもその方針を堅持している。

「この大会では常に“非レギュラーとアカデミー選手の場”として戦ってきた。今日もその方針に従った。結果がどうであれ、それを後悔してはいない。なぜなら、フルメンバーで臨んだとしても、パレスには簡単に勝てていないからだ。」

「敗戦の中でも、支える姿勢を見せたファンと選手たち」

リバプールはこれで公式戦7試合中6敗。

スロットのもとでチームは試練の時を迎えている。

だが、指揮官が繰り返し口にしたのは“言い訳”ではなく“責任”と“希望”だった。

次戦は中2日でのプレミアリーグ、アストン・ヴィラ戦(アウェイ)。

ファンが信じる“リバプールらしさ”を取り戻せるか、試金石となる。

参照記事↓

https://www.liverpoolfc.com/news/press-conference-arne-slot-liverpools-carabao-cup-loss-crystal-palace

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