トレント、アンフィールド帰還前に胸中告白
「受け入れ方はファンが決める。どんな反応でもリバプール愛は変わらない」
レアル・マドリード移籍後、ついにアンフィールドへ戻ってくるトレント・アレクサンダー=アーノルド。
彼は胸の内を静かに語った。
リバプールで育ち、チャンピオンズリーグ、プレミアリーグなど数々の栄光を共にした男。
しかし、契約延長拒否と移籍発表後には、アンフィールドの一部サポーターから厳しい反応も受けた。
それでもアーノルドの心に揺らぎはない。
「どんな反応でも、気持ちは変わらない」
トレントは、受け入れ方はファンに委ねると語りつつ、揺るぎないリバプール愛を口にした。
「どう迎えられるかはファンが決めること。僕はいつだってリバプールが大好きだし、ずっとこのクラブのファンであり続ける。僕に与えられたチャンスや、一緒に成し遂げたことには心から感謝している。あの思い出は一生残るものだ。どんな反応を受けても、リバプールへの気持ちは変わらない。僕には一生忘れられない思い出があるし、それは何があっても揺るがない。」
アンフィールドでの帰還試合を前に、複雑な心境も吐露する。
「感情は複雑だ。とても難しい試合になるけど、ワクワクしている。ビジターチームのロッカーに入るのも、違う側でウォームアップするのも……全部が僕には全然違う感覚になるだろう。」
元チームメイトとのやり取り
抽選後には、元チームメイトたちからメッセージが届いた。
「ロボ、モー、イブラヒマからメッセージが来て、笑ってた。こうなる運命だったんだなって。」
「とても難しい試合になる。雰囲気も影響するだろう。でも僕にとってはやっぱりフットボールが全て。彼ら(リバプール)と一緒にプレーして、監督の下で戦ったからこそ分かる。ものすごく良いチームだ。」
リバプールの苦しい状況を踏まえても、彼は尊敬を忘れない。
「最近は結果が出ていないけど、依然としてトップチーム。簡単な試合になるなんて思っている人はいない。」
ゴールを決めたら…
古巣相手の得点について聞かれると、トレントは迷いなく答えた。
「感情は脇に置いて、ベストなプレーをする必要がある。でも、もしゴールしたとしても、正直言って僕は喜ばない。」
ベリンガムの影響と新たな挑戦
「“エージェント・ジュード”って言われてたね。代表で会うたび、みんな彼にレアルの内情を聞いてたよ。彼は“信じられない、勝つことが全て”って言ってた。」
「最終的には自分で決めた。僕には変化が必要だった。ピッチ内外で新しいチャレンジが必要だったし、夢が叶ったと感じてる。」
スペインとイングランドの違いについても語る。
「ラ・リーガはプレミアより少しスピードが遅い。トランジションやフィジカルはそこまでじゃない。でも別の意味で難しい。技術レベルは正直プレミアより高いと思う。」
アカデミーからアンフィールドに育まれた少年は、今や白いシャツを纏う。
それでも、胸の奥には赤い炎が消えずに灯っている。
サポーターの反応はさまざまかもしれない。
ただ一つ確かなのは、トレントの言葉が示す通り、
リバプールというクラブは、彼の中で永遠の一部であるということだ。
火曜夜、アンフィールドは静かに、しかし確かに揺れる。
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