元イングランド代表でマンチェスター・ユナイテッドのレジェンド、テディ・シェリンガムが、レアル・マドリード戦でのコナー・ブラッドリーのプレーを絶賛した。
シェリンガムは、ブラッドリーのパフォーマンスを「若き日のスティーヴン・ジェラードのようだ」と評し、さらにトレント・アレクサンダー=アーノルドへのファンの反応にも苦言を呈した。
「若きジェラードを思い出させる」
シェリンガムは、オッズメディア『Oddspedia』の取材でこう語った。
「コナー・ブラッドリーは昨夜、ヴィニシウス相手に本当に素晴らしいプレーを見せた。ブラッドリーはまだ安定したパフォーマンスを出せているわけではないかもしれないが、彼のプレーの中には“おおっ”と思わされる瞬間がある。私は彼を見ていると、若きスティーヴン・ジェラードが登場した頃を思い出す。彼にはあの“闘志”と“推進力”があって、そして非常に高いクオリティを持っている。」
「リバプールの将来を担う選手」
さらに、シェリンガムはブラッドリーが今後のリバプールにおいて重要な役割を果たすと語り、長期的な成功を確信している。
「彼には本当に感心した。世界最高の選手の一人であるヴィニシウスをあれだけ抑えられるのなら、彼は間違いなくリバプールで大きな成功を収める道を進んでいると思う。彼にとっての課題は、このレベルを持続できるかどうかだが、私は将来的にそれができるようになると確信している。」
「トレントへの反応はファンの気まぐれ」
一方で、シェリンガムはアンフィールドでのトレント・アレクサンダー=アーノルドへの反応に失望を示した。
トレントはこの日、レアル・マドリード戦でアンフィールドに戻ってきたが、一部のファンから冷たい反応を受けていた。
「リバプールファンのトレントへの反応は、サポーターという存在がいかに“気まぐれ”であるかの典型だと思う。もしトレントが来季またリバプールに戻って、再び良いプレーを見せ始めたら、ファンはすぐにまた彼を愛するようになるだろう。」
「レアル・マドリードの誘いは特別なもの」
さらにシェリンガムは、トレントの移籍の決断に理解を示した。
「もちろん、リバプールを離れたことに不満を持つファンもいるだろう。だが、リバプールを離れてまで行く価値のあるクラブなんて、そう多くはない。その中でレアル・マドリードからオファーがあれば、それはほとんど“義務”のようなものだ。あのクラブで、自分の力を別の国で試したいと思うのは当然のことだ。リバプールも世界有数のクラブだが、レアル・マドリードで挑戦する機会があれば、
誰でもそれを受ける義務があると私は思う。」
「トレントは心を痛めているだろう」
また、シェリンガムはトレントがファンの反応に傷ついているだろうと推測しつつ、
それもフットボールの一部だと語った。
「トレントは、あのリバプールファンの反応に心を痛めているはずだ。
でも、これがフットボールというものだ。
ファンというのは、時に残酷で、そして移り気なんだ。」
テディ・シェリンガムは、レアル戦でのコナー・ブラッドリーのパフォーマンスを高く評価し、
彼を「若きジェラード」と重ね合わせた。
一方で、アレクサンダー=アーノルドへのファンの反応については苦言を呈し、レアル・マドリードというクラブの特別な存在感を改めて強調した。
若き右サイドバックの台頭と、古巣を離れたスターの複雑な感情。
リバプールの今は、まさに“過去と未来が交錯する瞬間”だ。
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