── 移籍志願は“事実無根”。それでもリバプールは確実に狙う“最重要ターゲット”
アンソニー・セメニョの去就は、これから数週間〜数か月にわたりプレミアリーグで最も注目される話題の一つとなるだろう。そしてその中心には、当然のようにリバプールの名前がある。
SNSでは「セメニョがリバプール移籍を求めて移籍志願書を提出した」という噂が急速に拡散されたが、これは誤報である。
しかし、誤報であるにもかかわらず、
“セメニョ→リバプール” の可能性は一切消えていない。むしろ高い。
ここから、信頼できる情報だけを土台に、最新の状況を整理していく。
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■【事実】移籍志願は出していない
― Mail紙&Sky Sportsが“完全否定”
SNSで流れた「移籍志願書提出」の噂について、
• Mail紙のルイス・スティール(リバプールの信頼筋)
• Sky Sportsのマーク・マクアダムス(ボーンマス専門)
という二人の信頼できる記者が、そろって
「その情報は誤り」
と完全否定した。
つまり、
• セメニョは移籍を要求していない
• ボーンマスともトラブルなし
• 冬に急な強行移籍、という段階ではない
というのが事実だ。
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■【それでも事実】リバプールはセメニョを“最重要ターゲット”として見ている
誤報が否定された一方で、スティールは次のように報じている。
「リバプールは確実に、夏にセメニョを獲得したいと考えている」
これは単なる興味ではなく、
“確実に狙っている(certainly keen)” と明言されている点がポイントだ。
そして必要であれば、
• ルイス・ディアス(トッテナムの介入前に冬に前倒し)
• コーディ・ガクポ(マンUの動きに対抗して冬に前倒し)
と同じように、夏の計画を冬に前倒しする可能性もゼロではない。とはいえ、現時点のリバプール内部の雰囲気としては、
「1月の大型補強は可能性が低い」
という“控えめ”なスタンスが伝えられている。
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■【分析】セメニョはなぜここまで評価を上げたのか
―― データが示す「本物の成長カーブ」
今季のセメニョは、プレミアで最も評価を高めたアタッカーの一人だ。
◆今季プレミア
• 11試合/6ゴール3アシスト
• 得点+アシスト合計はハーランドに次ぐリーグ2位
直近4試合はノーゴールだが、
ボーンマス自体がマンC・アストンヴィラに連敗しておりチーム全体のスランプと言える。
◆昨季の数字
• 42試合/13ゴール7アシスト
そして重要なのは
• 非PKゴール:25
• 期待値(npxG):17.9
というデータが示すように、
“結果がバブルではなく、実力の積み上げによる成長”
だという点。
これはリバプールが特に重視する指標だ。
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■【戦術的価値】右・左・中央すべてできる万能性
―― “サラー後継”としても理想的
セメニョの最大の武器は、
前線ならどの位置でもハイレベルにプレーできること。
• 本職:右ウイング
• ボーンマスでは左でもほぼ同数起用
• センターでもプレー可能
将来的なリバプールの前線には、
• アレクサンダー・イサク
• ウーゴ・エキティケ
• フロリアン・ヴィルツ
ら複数のビッグターゲットが関わるとされるが、
彼らのどのタイプとも共存可能な“万能性”は極めて大きい。
そして何より、
モハメド・サラーの長期的後継候補として、最も現実的なオプション
と言える。
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■【移籍メリット】ガーナはAFCON不出場
―― 冬に加入しても離脱リスク“ゼロ”
ガーナ代表は次回のアフリカネーションズカップに出場しないため、
もしセメニョが冬に加入しても、AFCONによる離脱は一切発生しない
これはリバプールにとって非常に大きい要素だ。
今後リバプールがどういう動きを見せるのか非常に注目だ。
参照記事↓
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