ジェレル・クアンザーは日曜日のアルバニア戦（2-0）でイングランド代表デビューを果たした。
リバプールを離れるという決断は、この“人生最高の日”によって完全に正しかったと証明された。
2024年6月に初招集されてから、クアンザーは代表デビューまで 約1年半 待つことになったが、
日曜日の試合でトーマス・トゥヘル監督の先発メンバーに名を連ねた。
ワールドカップ予選最終戦で右サイドバックとして起用された22歳は、イングランドが 8戦全勝・無失点 という完璧な予選を締めくくる中、90分間を安定したパフォーマンスで戦い抜いた。
試合後、ロッカールームでハリー・ケインからレガシーキャップを授与されたクアンザーは、感情を込めたスピーチを行った。
「まず最初に、今日は人生の中でも最も素晴らしい日のひとつです。この完璧な予選を戦ったグループの一員でいられたことは、自分にとって大きな意味があります。コーチングスタッフや関係者の皆さん、チャンスを与えてくれて本当にありがとう。そしてもちろんチームメイトの皆にも感謝しています。年代別代表で一緒に戦ってきた仲間、そして経験豊富な先輩たちと一緒にプレーできて光栄です。本当に感謝しています。」
クアンザーは今夏、17年過ごしたリバプールを離れ、レギュラー獲得を求めて3500万ポンドでレヴァークーゼンに移籍 した。
彼は先月、こう語っていた。
「自分はもう22歳で、すぐ23歳になる。最終的に目指すところに到達するには“何百試合”も必要になります。だからこそ、この決断をした。海外に行くことが自分にとって最善だと思ったんです。」
実際、ドイツではその狙いが実現している。
ブンデスリーガ10試合中8試合で先発し、チャンピオンズリーグでも4試合中3試合で先発。
さらにはイングランド代表入りの扉まで開いた。
リバプールではフィルジル・ファン・ダイクとイブラヒマ・コナテのコンビを崩すのが難しかったため、彼の移籍の決断はすでに正しかったと証明されている。
しかし一方で、クアンザーが“将来リバプールへ戻る可能性”も残されている。
レヴァークーゼンとの取引には 買い戻し条項（バイバック条項） が盛り込まれているためだ。
その契約内容によると、リバプールは 2027年夏に6,000万ユーロ（約5,290万ポンド） でクアンザー買い戻すことができる。
その時点で彼はまだ24歳だが、ブンデスリーガとCLで2シーズンを過ごし、イングランド代表での経験も積んでいるはずだ。
また、ファン・ダイクの契約は2027年に満了予定。
コナテも来夏に退団する可能性があり、延長に合意していない。
こうした状況から、
将来的にクアンザーがへ戻るルートは十分に考えられる。
Mail紙のルイス・スティール記者は9月に、
クアンザーはすでにリバプールと暫定契約（仮契約）に合意している と報じている。
「明らかになった情報によれば、リバプールはクアンサを今夏3500万ポンドでレヴァークーゼンへ売却した際に設定した買い戻し条項を行使する場合に備え、将来契約の条件についてすでに事前合意を結んでいる。」
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