またしても、リヴァプールは勝利を目前で逃した。
リーズ戦、2-0、さらに3-2とリードしながらの3-3ドロー。
この試合で、技術面でもメンタル面でもチームを牽引していたのがドミニク・ソボスライだった。
80分、自らゴールを決めて再びチームを勝利へ導いた背番号8。
しかし、その直後にセットプレーから同点弾を許し、勝点2はこぼれ落ちた。
試合後、ソボスライは怒りと失望を隠さず、
「このエンブレムのために戦う覚悟を見せろ」
と、チームメイトへ強烈なメッセージを突きつけた。
ドミニク・ソボスライ
「去年は僕たちはチャンピオンだった。でも今は、自分たちが何位にいるのかすら分からない。もちろん、どのチームも調子がいいし、誰もがチャンピオンに勝ちたいと思っている。でもそれは、シーズン前から分かっていたことだ」
「だから今、僕たちは解決策を見つけなければならないし、リアクションを示さなければならない。そして誰もが責任を負わなければならない。いつもベテランや在籍年数が長い選手だけの問題にしてはいけない。全員だ。ピッチに立ち、このエンブレムのために戦う覚悟があることを見せろ。」
「2-0になった時点で、試合は終わったと思ってしまった。2-0のあとに何が起きたのか分からない。僕たちは、あの時点で試合が終わったと感じてしまったんだと思う。試合の入りでは、相手を決して侮ってはいけない試合だと、みんなで確認していたはずだった。でも、PKのあとで相手に流れが傾いて、2-2にされた。それでも、そこからもう一度リードを奪い返したのは、チームとして良いリアクションだった。ただ、またしてもセットプレーから失点する形になったのは、決して良い終わり方ではない。」
ロッカールームでの話し合いについて
試合後、チーム内でどのような話し合いが行われるのかを問われると、ソボスライはこう答えた。
「ロッカールームの中の話は、ロッカールームの中だけのものだ。まず第一に、公にするものじゃない。でも、僕たちはこの状況をマネジメントしなければならないし、解決策を見つけなければならない。次は火曜日、あるいは週末に、またチャンスはやってくる。ただ同時に、自分自身と向き合うべき時もある。全員が一度、家に帰って『自分はすべてを出し切ったのか』と考える必要がある。もし答えが“イエス”なら、ただ前に進み続けるだけだ。そうすれば、いずれ流れは必ずやって来る。」
ソボスライの言葉は、ただの敗戦コメントではない。それは今のリヴァプールに向けられた、魂の檄だった。
・2-0で「試合は終わった」と感じてしまった集中力の欠如
・繰り返されるセットプレーからの失点
・直近15試合でわずか4勝という深刻な不振
・順位は8位まで後退
王者として迎えたシーズンは、完全に試練の時を迎えている。そんな中で、
「全員が責任を負え」
「ベテランだけの問題じゃない」
「このバッジのために戦え」
と語ったソボスライの言葉は、今のチームに最も必要なメッセージだろう。
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